僕が音楽を書き続ける理由

Bye-Bye-Handの方程式
僕が音楽を書き続ける理由
2026年6月24日に“Bye-Bye-Handの方程式”が最新作『僕らは涙を流さない-EP』をリリースしました。今作は、これまでサポートドラマーを務めていた塚川由祐の正式加入後初となるEP。バンドの原点に立ち返り、衝動や少年性を詰め込んだ全5曲が収録されております。 さて、今日のうたではそんな“Bye-Bye-Handの方程式”の汐田泰輝による歌詞エッセイをお届けします。綴っていただいたのは、『僕らは涙を流さない-EP』の制作期間、そして今作に込めた思いについてのお話です。改めて考えた、自身が音楽を書き続ける理由とは…。 2026年6月24日にBye-Bye-Handの方程式が新体制となって初めてのNEW EP『僕らは涙を流さない-EP』をリリースした。 制作期間に起きたたくさんの日々の出来事や、さまざまな感情の揺れが、この作品を完成させた。 この文章を綴りながら、改めてこのEPや制作期間について考える。 7月12日で27歳になる僕。10年以上やり続けたバンド。僕の人生の全てだと言える。メンバーが抜け、新しく仲間が入ってくれたこと。 10年という時間がまるでなかったように感じるくらい、考え、悩み、走り抜けた制作期間だった。 僕らの音楽を聴いていた頃がある人たち、今も聴いている人たち、未来で聴いてくれる人たち。僕らにとって全員が大切だ。 そこに順位をつけることはできない。 それでも、バンドをやり続けるなら数字を見続けないといけない。見なければならない。 でも、ライブを見に来てくれる人は数字ではない。 ステージに立つと、そこには一人一人ちゃんといる。見えている。顔は分からなくても、リリースするたびに感想をくれる人がいる。僕を今動かしているのは、数字ではなく、Bye-Bye-Handの方程式というバンドを愛してくれる人、それぞれ一人一人だ。 僕はそんな人たちをいつまでも見つけていたい。大勢の中の一人ではなく、一人一人として、みんなに歌いたい。歌を届けたい。 僕は今まで、自分の感情に焦点を当てた曲をあまり書いてこなかった。それでも、一人一人と目を合わせるために、初めて僕のことやバンドのことを歌いたいと思った。 今回のEPは、僕やバンドの全てを書いたEPだ。そこには偽りや幻想は一つもない。 みんなの日常で起こる悲しいこと、嬉しいこと、楽しいこと、嫌なこと。その隣に僕たちの音楽が一瞬でもいてくれたら、それが僕が音楽を書き続ける理由だ。 これを書いている間も、もう次のリリースについて考える。僕たちは、みんながいる限り終わらない。このEPを聴きながら、また次のリリースを楽しみにしていてほしい。 <Bye-Bye-Handの方程式・汐田泰輝> ◆最新作『僕らは涙を流さない-EP』 2026年6月24日発売 <収録曲> 01. 春窓 02. 恋するemoji 03. 暗がりから笑え 04. orion ring 05. しゃーないしゃーない!(Bonus track) ※CDのみ収録




















