死ぬほど会いたいともう二度と会いたくないの繰り返し。

 2026年6月17日に“ちゃくら”がメジャーデビューミニアルバム『GIRLS BAND NEVER DIE』をリリース! 昨年9月24日に配信リリースされた「嫌気」他、ミドル、エモーショナル、ポップス、あらゆる角度のジャンルで枠にはまらない新曲5曲を含む全6曲が収録。成長著しい彼女達が真っ向勝負するデビュー作品が完成しました。
 
 さて、今日のうたではそんな“ちゃくら”のワキタルル(Ba.&Cho.)による歌詞エッセイを3週連続でお届けします。第2弾は、収録曲「何番目の人」と「嫌気」にまつわるお話です。それぞれの歌詞に込められた<君>への思いとは…。



 
実は去年からずっとスマホの中に留めていた曲。
いつなら出しても大丈夫かとタイミングを伺っていたら、このアルバムに入ることになった。
それは季節とか曲調とかそういう事ではなくて、この曲を出す勇気がずっと無かったから。
 
「君の一番になれない私より」という曲を書いた頃から私は君の過去に執着してきた。
 
過去の恋愛というものは、本当に厄介で呪いで。
自分の過去も無ければ良いのに。
君が初めてで君が最後なら良かったと思う。
好きな人から過去の恋愛の欠片が少しでも見えると、地の底まで落ちる最低な気持ちになる。
 
過去を大事にするのが上手な人だった、
きっと君の周りの人もそれを望んでいた、
自分は邪魔者だと思ってしまった。
君と過去の恋人がもう一度出会うまでの場繋ぎの様な気持ちになっていた。
これがどれだけ辛かったことか君は分かってくれるかな、?
 
この言葉達が少しでも分かってしまって、涙を流す女の子全員を抱きしめたい。
本当は共感なんて誰もしないでほしいよ。
君が辛そうなときは無理をしてでも会いに行ってたのにね、ちゃんと隣に居たのにね、
 
君にとって私が気軽に思い出せる程度の過去の人になってしまったとして、
もし私の次の番号の人が現れたときは
その人が私に苦しめられないように
私を君の過去から消してね。
 
 
 
「嫌気」
 
以前とあるバンドマンが、
「人が何かから離れていくとき、声色や匂いや表情一つ一つを順番に思い出せなくなっていくものだけれど、ちゃくらの音楽の最後に残るものは言葉なんだと思う」と話してくれたことがある。
それなら私が恋をしたとき、最後に残るものと残せるものはなんだろう、
 
これまで私は、ちゃくらの曲と言いながら個人的な恋愛の後悔や言えなかった本音を歌詞にしてきた、それは誰かに共感してほしいという気持ちは勿論、本人にもこの歌詞を読んでくれと思っている節が確かにある。
 
職権乱用といわれたら本当にそうですごめんなさいとしか言えないのだけれど、、、
故に好きな人に最後に残るものが言葉であってほしいと願っているのだと思う。
 
初めて強がりの歌詞を書けてしまったのは復讐か、私は君が居なくてもちゃんと生きられるよの嘘つきか、涙した分だけ歌詞にして全世界に君の嫌だったところを見せて君を傷つけたいと思うからか、どれにしても自分の小さな器のせいだ。女の子はいつまでも執念深く、ちゃんと毒を持っている。
 
死ぬほど会いたいともう二度と会いたくないの繰り返し。
見せてこなかっただけでね、
君の嫌いなところちゃんとあるんだよ
嫌悪や諦めを隠すときだけは上手く笑えていた気がする。
 
<ちゃくら・ワキタルル>



◆紹介曲
「何番目の人」
作詞:ワキタルル
作曲:ワキタルル

「嫌気」
作詞:ワキタルル
作曲:ワキタルル

◆メジャーデビューミニアルバム『GIRLS BAND NEVER DIE』
2026年6月17日発売

<収録曲>
1 夏をかける少女
2 生活ごっこ
3 何番目の人
4 嫌気
5 ドール
6 社会の左
7 ちゃくらじお特別編 其の二