2026年10月7日に“NakamuraEmi”がMajor 8th Album『PATCHWORK LIFE』をリリース。メジャーデビュー10周年を迎え、40代となった彼女の半生を詰め込んだ今作には、アルバムリード曲「呼吸」を含む全10曲を収録。出会いや別れ、仕事、友情といった多様な経験を経て、NakamuraEmiの新たな出発を感じさせる作品に仕上がっております。
今日のうたではそんな“NakamuraEmi”による歌詞エッセイを3週連続でお届けします。第2弾は収録曲「PATCHWORK LIFE」にまつわるお話です。10周年という節目だからこそ生まれたこの歌。自身の人生と重ねながら綴った、その思いとは…。
映画『百万円と苦虫女』で鈴子(蒼井優さん)が自分で縫ったカーテンを旅と共に持っていくシーン。
映画『百万円と苦虫女』で鈴子(蒼井優さん)が自分で縫ったカーテンを旅と共に持っていくシーン。
映画『ホノカアボーイ』ではビーさん(倍賞千恵子さん)のお家にパッチワークのようなカーテンがあって。
私もいつか作りたいなぁと思い好きな布を合わせてミニカーテンを作ったり
買った服や帽子にチュールやボタンをつけたりと、縫い物は好きな方なのかなと思います。
また私が子どもの頃、母は私によく洋服を作ってくれて、手縫いの給食袋なども可愛くて今も残してあります。
そして、このアルバムを一緒に作ったギタリスト、プロデューサーのカワムラヒロシさんのお母様は刺繍の先生だったり、何かと近い“縫い物”にまつわる歌詞が増えていき、数年前に「ひと針」という歌詞が出来上がっていました。
その歌詞と現在の人生観が繋がり「PATCHWORK LIFE」が出来たのは、この10周年というタイミングが大きかったのかなと思います。
真っ直ぐ縫っていたつもりなのに、よくみたらすごく曲がってたり、こんがらがってほどけなかったり、もう切るしかなかったり。
そんなことが人間関係や人生にも似ているなぁと感じるようになったこと。
最高に幸せだった時間も、消し去りたいあの日も、大好きな人も、苦手になってしまった人も、天国に行った人も、
全部が全部縫い合わされて今の自分になっているなと感じます。
「PATCHWORK LIFE」という言葉に辿り着いて、すごく嬉しかったです。
この曲の歌詞の中には私がよく使う手法で、昔話の言葉が入っていたりします。
<爺さんや、ほつれたとこ縫ってくれ>という部分は、昔話だったら通常、「婆さんや、ほつれたとこ縫ってくれ」という表現になるかもしれません。
カワムラヒロシさんと、「ここは爺さんにしようぜ」ってなった時、凝り固まった感覚を解き放つ大切さも感じたりしてました。
後半の一寸法師のところも、なぜ一寸法師を急に思い立ったのかは自分でも思い出せませんが、
自分のマイナスな部分、人からはやめた方がいいと言われる部分も、一寸法師のように自分らしい生き方に変えることもできる。
そんなユニークな勝利が、いつか自分にもやってくる日が来るかなと、今も自分なりの正解を信じながら進んでいます。
そして、とても嬉しいことに、私がいつかコラボしたいと思っていた刺繍家の小菅くみさんが、このアルバムのために刺繍の作品を作ってくださいました。
何度も曲を聴きながら作品を作ってくれて、それこそ彼女の刺繍や生き方は「ユニークな勝利」。
またこんな素敵なお方と、自分の人生でパッチワークできたこと、とっても幸せです。
切って、縫って、色も形もいくらでも自由自在。私だけの、あなただけの、最高なPATCHWORK LIFEを!
<NakamuraEmi>
2026年10月7日発売
<収録曲>
1. 幕開け
2. 今夜cruise
3. 呼吸
4. PATCHWORK LIFE
5. エステみてぇだな
6. 去年一番泣いた日
7. RIBBON
8. MICHIKUSA
9. デイジー
10. UBU




