2026年9月30日に“さとうもか”がニューアルバム『shilly shally』をリリースしました。今作には、リード曲「ダンスホール」、切ない恋を題材にしたミドルナンバー「恋の顔」、珠玉のバラード「今を抱きしめて」、ドラマ『夫よ、死んでくれないか』エンディングテーマ「愛は罠」他、全14曲が収録されております。
今日のうたではそんな“さとうもか”による歌詞エッセイを3週連続でお届けします。最終回は、収録曲「For myself」にまつわるお話です。改めて思う、“自分自身”を信じることの難しさ。何かを選ぶとき、大切にしたいことは…。
◆紹介曲「For myself」
作詞:さとうもか
作曲:さとうもか
◆ニューアルバム『shilly shally』
2026年9月30日発売
<収録曲>
今回アルバムの裏テーマは“信じる”だったと思う。
全くもって最初から決めていたわけでは無かったんだけど、全部の曲を作り終えた時、このアルバムで伝えたかった事はこういうことだったのかもしれないと遅れて気づいたのだった。
私はこの世に正解も間違いも本当はあまり存在しないんじゃないかと思っている。
なぜならそもそもこの世の全部が勝手に作られた決まり事の中で回っているし、その上で感情も事情も全員それぞれ持っている。
時代が変われば今まで間違っていたことが正しくなる事もあるし、逆も然り。
分かりやすい例えだと、よく健康関連のテレビでそういうのを見かける気がする。数年後にはこのダイエット法は実は意味がなかった!みたいなのとか。
人柄も優しいから良いとか、いじわるだから悪いとかも、一概には言えないと思う。
優しい人を見ていたら、そんなふうに振る舞えない自分自身がひどい人間に思えてきて苦しくなる時があったりする。いつも優しく在りたいと思っていても、いじわるな人の言葉に心の中でこっそり共感してスカッとしたりする事もある。
全部その時その時の自分の状況や、生きている時代によっても正しさや良さの基準みたいなものは変化していく。
そんな中で自分自身を信じるのってすごく難しいことだなと思う。
他人を信じる方がもしかすると簡単なのかもしれない。相手の心は相手のものだから、本当にただ受け入れて信じるのみ。変な言い方だけど運の要素が強い気がする。
でも自分の心なら自分が決めるしかない。
自分の中の答えが心の奥底に存在していたとしても、そこに辿り着けないまま迷子になる時もある。そんな時に自分を信じるのは、他人を信じるのとはまた少し違う重さみたいなものを感じる。
今回のアルバムは“優柔不断”をテーマに作ったわけだけど、優柔不断ってかなり面白い言葉だと思う。迷うことでもあるし、決めることでもある…的な。
日々迷って右往左往しながら選んできた一つ一つがまさに今日のこの瞬間を作っていて、今の友達や恋人、仕事の仲間たちに出会えて生きている。
結局いつだって何かを選んだ先に自分が居るとしたら、心が動くほうをなるべく選んでいきたいと思う。
それで後悔する未来があったとしても、きっとまたその次の選んだ先でその時その時の楽しさを見つけられると思うから。その状況にならないと分からないけど、そうだって信じていたいと思ってる。
<さとうもか>
◆紹介曲「For myself」
作詞:さとうもか
作曲:さとうもか
◆ニューアルバム『shilly shally』
2026年9月30日発売
<収録曲>
1 人生は退屈だ!
2 サマーソングを聴きながら
3 恋の顔
4 喫茶ドエル
5 ダンスホール
6 スワンボート
7 中華ランチ
8 For myself
9 Fortune teller
10 今を抱きしめて
11 愛は罠
12 ゆうとむ
13 shilly shally
14 タイムマシン




