よくばり

 2026年6月3日に“スピラ・スピカ”がニューシングル「ちゅーんあっぷ☆」をリリースしました。タイトル曲は、TVアニメ『黒猫と魔女の教室』エンディングテーマ曲です。スピラ・スピカがこの春お届けする最光級なハッピーチューン。楽曲のもつ可愛らしさや楽しさを存分に表現した、ポップでカラフルな作品に仕上がっております。
 
 さて、今日のうたではそんな“スピラ・スピカ”による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、今作の収録曲「よくばり」のお話です。wacciの橋口洋平による提供曲であり、七夕をテーマにしたラブソング。この歌のワンフレーズを歌ったとき、自身が思い出したことは…。



“スピカ”は春の夜に青白く輝く一等星。
スピラ・スピカには、星にまつわる曲がたくさんあります。
 
そしてまた新たに、「よくばり」という曲が誕生しました。
 
wacciの橋口洋平さんに書き下ろしていただいたこの楽曲は、七夕の織姫と彦星の物語をモチーフにしています。
 
一年に一度、天の川を渡って会うことができる二人。
だけどその背景には、「会いたい」という気持ちだけではどうにもならない現実があって…。
 
この曲の中の二人も、現代ならではの寂しさや切なさを抱えています。
それぞれに夢や日常があって、その上で守りたいものがある。
 
会いたい。
できることならずっと一緒にいたい。
でも、自分の夢も諦めたくない。
相手の幸せも願っていたい。
 
誰かを大切に思うほど、人は少しよくばりになってしまうのかもしれません。
 
歌詞の中に登場する“青色の短冊”にも意味があります。
 
青は「仁」
自分自身を高めたり、周りの幸せを願ったりするときの色なんだそう。
 
あなたはあなたの夢 叶えてくの
私は 私の夢を叶える
 
このフレーズを歌っているとき、ライブに遊びに来てくれたいつもお世話になっている美容師さんが教えてくれたことを思い出しました。
 
開演前のフロアで聞こえてきた、近くにいるファンの皆の会話。
「スピラ・スピカのライブがあるから仕事を頑張れる」
「この日のためにしんどいことも乗り越えてきた」
 
すごく楽しそうに話していたよって。
それが本当に本当に嬉しくて。
 
ファンとアーティストって、不思議な関係だと思います。
 
お互いの人生を全部知っているわけじゃない。
それぞれ違う場所で、違う毎日を生きている。
 
でも、遠いようで近い。
 
だって、ひとつの歌を通して繋がることができたり、同じ気持ちになれたりするから。
 
音楽には目に見えない距離を越えていく力があるのかな。
 
嬉しい言葉をもらうたびに、ライブで皆の笑顔を見るたびに、歌ってきてよかったなぁと思います。
皆のおかげで、私も毎日頑張れるんだよ。
 
この「よくばり」という曲では、恋をする二人を描いています。
だけど同時に、この曲を聴いてくれる大切なファンの皆への気持ちも重ねています。
 
スピラ・スピカの音楽に出会ってくれたあなたが、明日も笑っていますように。今日より幸せでありますように。
 
今年の七夕は晴れたらいいな。
この日は特別に、いつもより少しよくばりな願い事でも許してね、神様。
 
<スピラ・スピカ>



◆紹介曲「よくばり」
作詞:橋口洋平
作曲:橋口洋平

◆ニューシングル「ちゅーんあっぷ☆」
2026年6月3日発売

<収録曲>
1.ちゅーんあっぷ☆
2.よくばり
3.ちゅーんあっぷ☆ -Instrumental-(通常盤のみ収録)
3.ちゅーんあっぷ☆ -TV ver.-(期間生産限定盤のみ収録)