| やわらかいくるま眞名子新 | 眞名子新 | motoki manako | arata manako | | やわらかいくるまが おおぜいをはねてった やわらかいくるまに ブレーキはなかった やわらかいくるまが おおぜいをはねた うんてんのしかたなんて だれだっておそわんないよ やわらかいくるま やわらかいくるま やわらかいくるま 何も奪わなかった やわらかいくるま やわらかいくるま 何も奪わなかった やわらかいくるまが しゃどうからはみだした まぬけだとわらわれても だれだって死んじゃいないよ やわらかいくるま やわらかいくるま やわらかいくるま 何も奪わなかった やわらかいくるま やわらかいくるま そんなイケてなかった だけど奪わなかった |
| 右目に稲妻眞名子新 | 眞名子新 | motoki manako | arata manako | | 銀色のテープなら 雑音が増えてた 絡まった巻き尺は 戻る場所を捜した 両手が空いたから 考えがまとまった 君より先に起きて 寝てるのを確かめた 窓に小石が当たり 友達が呼んでいる いつかの稲妻が 右目の奥にある もうすぐ冬が来るよ 秋は来ないでいいよ 浴室の天井の 水滴が冷たいよ あいたトタンの屋根の 波間に聞いた優しい声 もうすぐ橋が架かり 往来も楽になるだろう 玄関のマフラーは もう君にあげるから 窓に小石が当たり 友達が呼んでいる いつかの稲妻が 右目の奥にある |
| 薔薇を飾るなら眞名子新 | 眞名子新 | MOTOKI MANAKO | ARATA MANAKO | | 嫌な朝なら誰にでも 訪れること知ってるか 小鳥のさえずりのなか 枯れた喉で応えよう 一本の薔薇が大切か 十本の薔薇が必要か おなじものを見て楽しいか まるで違うと言いたいか 心の場所は真ん中じゃない 噛み合うように出来ているのさ 一本の薔薇が大切か 十本の薔薇が必要か 枯れた喉で答えよう 水を替えよう 頭の中は簡単じゃない 絡まるように出来ているのさ 物語ならそう長くはない 解けるように出来ているのさ 心の場所は真ん中じゃない 抱き合うように出来ているのさ 音を聞くのさ |
| 角(つの)眞名子新 | 眞名子新 | motoki manako | arata manako | | 君の小さな角(つの)が 育って、のさばったら 誰かをおびやかすようになるまで そう時間はかからない 君の小さな角(つの)が 膨れて、突き破っても 角がとれてしまったら おもしろみもない動物になるわ そろそろ 小さな角(つの)で強大な敵を 刺してみたって虚しいだけさ 君の小さな角(つの)が もう少し硬くなったら 他の場所が柔らかくなるのを 確かめればいいだけ 小さな角(つの)で強大な敵を 刺してみたって虚しいだけさ 伸びきった角(つの)で強大な敵を 脅してみても虚しいだけさ |
| 弾き語りの男眞名子新 | 眞名子新 | motoki manako | arata manako | | メロディーには僕の書いた詩がいるんだってね なんでかそれを求められるんだってね そいつがないとただの、ただのギター弾き ヒップホップが大好きな女の子 似て非なるものわかっているよ それでもいつか女の子が聞いたとき 恥ずかしくない歌を歌っていたい スポットライトはひとつやふたつ 少なけりゃ少ないほどいいってもんよ 無理してこちらを見なくたっていいぜ ましてや手拍子、調子が狂っちまうぜ メロディーだけ あとはもうどうでもいいんだってね テレビで有名なロックスターが言ってた でもどうだい? 口ずさむには言葉が要んぜ ひとりだけ、ひとりだけ 生きてりゃ解散なんてないんだぜ それでもいつか あいつらが聞いた時 恥ずかしくない歌を歌っていたい |
| 法則眞名子新 | 眞名子新 | motoki manako | arata manako | | 法則のようなものはないようであった 高揚のようなものはないようであった 物足りないなって描き足したら ちょうど二つになった 法則のようなものは昨日まではなかった 裸になれば 刺激はないね 路上の花火 今日は涼しいね 諦めたとたんに 出来はしなかった 手放したとたんに 奪えはしなかった 抱きしめたとたんに 変わりはしなかった 例えれば五線譜のようだった 裸になれば 刺激はないね ひらめきだけで 救えはしないね その気になれば 馬鹿みたいだね 路上の花火 今日は涼しいね |
| 準備しますので眞名子新 | 眞名子新 | motoki manako | arata manako | | あしをあげてよ おててつきだしてよ ひかるでぐちへ じゅんびしますので つのをだしてよ はねはひきだしだよ あさのヨーグルト じゅんびしますので おしろのすなをはらって はと!おいはらって おいおいどこに? じゅんびしますので ぱぱぱままま ぱぱぱままま ぱぱぱままま ぱぱぱままま よーいよーいよいこも わーいわーいわるいこも せかいをすくうのやめて じゅんびしますので |
| 楽しいだけじゃない眞名子新 | 眞名子新 | motoki manako | arata manako | | 楽しいだけじゃない 僕といるなら 夜中に飛び起きて 怖くないように たくさん踊って疲れたんだろう 鋼鉄も燃えるような 恋じゃないけど 気がつけば過ぎている 時でありたい たくさん怒って疲れたんだろう かじかむ手先じゃ触れないだろう 楽しいだけじゃない 僕といるなら 君の夢にそっと 忍び込めても |
| 海辺の観覧車眞名子新 | 眞名子新 | motoki manako | arata manako | | 誰かに見てほしい 作ってみたものを 半分陽の当たる 海辺の観覧車 太古のレンズでは 丸みを帯びるから こんなに綺麗でも 僕の街ではない 君の名字さえも 聞いてはいないのに 旅の終わりだけが 決まっているように 青い絵を外せば 白い壁が見えた 狭い部屋はもっと 窮屈になった 目の見えない人は 旅へ出るだろうか 答えが出ないなら 船着場に行こう こんなに綺麗でも僕の街ではない 君の名字さえも聞いてはいないから 旅が終わることを 望んでいるように |
| ボイルド・エッグ眞名子新 | 眞名子新 | motoki manako | arata manako | | あまり勉強をしてこなかったから 外国語の一つもわからないんだ すべてのことにはい、とかいいえ、とか 答えられるような問題じゃないな だからこうしてキミといるのかもしれない ゆうべのことは水にながしておくれよ 助けてくれないか 手を貸してくれないか ただ産みおとしたタマゴが ゆであがるのを待ってる 人より得意なことなかったとして それは存在意義と関係ないんだ 呼吸のしかたさえ忘れなければ 新鮮な空気が身体を満たしてくだろう 昔好きだったものをゆっくり眺めて どうして夢中だったか考えてみよう 助けてくれないか 手を貸してくれないか ただ産みおとしたタマゴが ゆであがるのを待ってる |