曇り空に描いたブルー

 2026年11月4日に“ポンツクピーヤ”がニューアルバム『曇り空に描いたブルー』を配信リリースしました。9月18日の大阪公演よりライブ会場限定で販売された今作が、ついにデジタルリリース。新曲5曲を含む全9曲が収録されております。
 
 今日のうたではそんな“ポンツクピーヤ”の大石(Vo.&Gt)による歌詞エッセイをお届けします。真の“面倒臭い”男が集まったバンドが放つ今作。人間は、面倒臭い本音を常識で塗りつぶしてしまいがち。だからこそ、このアルバムに込めたものは…。



実は以前にも3ヶ月連続コラムを書かせていただいたのですが、
よくある類の若者の1人である僕のことなど誰も覚えていないでしょう。
そんな、自己嫌悪を拗らせているため、初めましてと言わせてください。
 
初めまして。
ポンツクピーヤというバンドでGt.Voをしている大石と申します。
 
前置きから僕がどういう性格で、どういうバンドを組んでいるかなんとなくお分かりいただけたでしょう。
 
そうです。面倒臭い性格をしています。
 
自らを面倒臭いと称しながらも、他人から面倒臭いと言われれば被害者ヅラして「酷い、、誹謗中傷だ、、絶対に訴えてやる!」と昔の行列ができる法律相談事務所さながらの猛反撃を仕掛けます。
 
さて、そんな真の面倒臭い男が集まったバンド、ポンツクピーヤは新しいアルバムを出しました。
タイトルは『曇り空に描いたブルー』
 
このアルバムを一言で表すなら、
面倒臭いアルバムです。
 
「優しくなりたい」と懇願しているのにも関わらず、その後すぐに「優しさなんてバカみたい」と真逆を叫ぶ。
「おかしくなりたい」と言っておきながら、こんな惨めな僕を「笑っておくれ」などと自らを蔑み、「らふらぶ」で急にポジティブになったと思えば、「泣きたくなるけど笑うみたいな」で死にたいとネガティブになる。
 
どうでしょうか? こんな性格の人間が近くにいたら皆さんはどう思いますか?
新学期はそのキャラクターから面白がってくれるかもしれないけど、二学期からはうざくなって「あいつ最近うざいから誘わなくていいよ」と仲間はずれにするでしょう。
僕には分かります。みんな優しいのは最初だけなんです。
 
しかしながら、この面倒臭い性格。
実は大多数の人間が持ってるんじゃないかと思っています。例えば、内心は怒っているけど優しくするとか、泣きたいくらい悲しいけど笑ってみるとか。
僕たちは常に面倒臭い本音を常識で塗りつぶして、嫌われないように、他人の目を窺いながら生活をしています。
 
だから、今回はその面倒臭い部分と、隠していた本音をこのアルバムに詰め込みました。
恥ずかしくなったり、感動したり、鬱陶しかったり、苛立ったり聴く人によって感じることは様々でしょう。
 
もしかしたら自分のことを歌っていると共感してくれる人もいるかもしれません。
僕の面倒臭さを理解する人まで現れるかもしれません。
 
しかしながら言わせてもらうと、このアルバムを聴いたくらいで僕をわかったような気ではいないでほしいです。
僕の面倒臭さはもっと底が深いです。
そんじょそこらの面倒臭い人間とは訳が違います。面倒臭い人間を決める大会、通称M-1グランプリがあれば決勝進出は間違いないでしょう、、、、
 
 
 
ほらね? 面倒臭いでしょ?
 
<ポンツクピーヤ・大石>



◆NEWアルバム『曇り空に描いたブルー』
2026年11月4日配信リリース
 
<収録曲>
1.優しくなりたい
2.優しさなんてバカみたい
3.おかしくなれない
4.猫より弱い
5.笑っておくれ
6.らふらぶ!(album ver)
7.センチメンタルジャーニー
8.泣きたくなるけど笑うみたいな
9.さよならはいつだって(CDのみ収録)