その手がそこにあること。

 2026年10月14日に“TRACK15”が新曲「手と手」を配信リリースしました。同曲は、TVアニメ『桃源暗鬼』~日光・華厳の滝編~のエンディング主題歌。疾走感あふれるバンドサウンドに乗せて、Vo./Gt.蓮が切実さを帯びた歌声を届けるロックナンバー。誰にも打ち明けられずに抱え込んでしまう心の葛藤をすくい上げながら、「弱さを認めてあげること」の大切さを描いております。
 
 今日のうたでは、そんな“TRACK15”の蓮による歌詞エッセイをお届けします。飽きることのない、音楽という存在について。新曲「手と手」に込めた思い。そして、これからのTRACK15の意思を綴っていただきました。



お久しぶりです、TRACK15 Vo.蓮です!!
 
Zeppツアー、大阪城音楽堂ワンマンを終えて、「うわー終わったぁー……」と安堵の息を吐きながら、家でゴロゴロ好きなYouTubeを見ていると、気づいたら誰かのライブ映像を観ていたり、はたまた自分のライブ映像に辿り着いて反省したり……
 
結局、休みの日も無意識に音楽に戻っている日々です。
 
それだけ僕にとって音楽は切っても切れないものなんだと、ひしひしと感じています。
 
みんなもそうかな???
 
こんなに飽きないものって、なかなかないですよね。すごい。
 
多分、その時々の自分の感情によって、同じ楽曲を聴いても感じ取れるものや、心に響くポイントが違うからなんだろうなと思います
 
最近の自分で言うと、作詞作曲の面で新しい発見がたくさんあって
 
今まで自分の耳には聴こえていなかった音が聴こえてきたり、自分の癖を理解しだしたことで、あえてちょっと寄り道して新しい要素を取り入れてみたり
 
まだまだ音楽って無限大だなと感じています。
いや、音楽は元から無限大か。
めちゃくちゃ広い夜空にイチバン光ってる星をみつけれるくらいやったやつが、オリオン座もみえるようになった。くらいの話な気がする
まだまだ輝く星は山ほどある……
無限大……
いつもひとりでこんなこと考えてる、やめる。
 
そんな中、新曲をリリースしました!!
 
TRACK15  New Single「手と手」
TVアニメ『桃源暗鬼』~日光・華厳の滝編~ エンディング主題歌です!!!
 
今回、お話をいただいて、初めて書き下ろし楽曲を制作させていただきました。
 
そんな「手と手」なんですが、こだわったところはたくさんあって。
中でも、今回はタイトルについて話したいなと思います。
 
「手と手」
 
まず、なぜ「手」じゃなくて「手と手」にしたのか。
 
手はひとりでも存在するし、何かをつかむことも、誰かに差し伸べることもできる
 
でも、「手と手」になるには、もうひとつの手が必要で。
 
自分がどれだけ誰かを大切に思っていても、自分ひとりの気持ちだけでは、誰かとの関係は完成しない
 
相手の気持ちがわからなくて悩んだり、助けてあげたいのに何もできなかったり。
逆に、自分が苦しいときに、誰かに頼ることができなかったり
 
人と人との関係って、そういう思いどおりにならないことの連続な気がしてて
 
それでも、相手のことをわかろうとしたり、自分の気持ちを伝えようとしたりする。
 
その繰り返しが、誰かとつながるということなのかもしれへんなと思ったりしてて…… (桃源暗鬼観てて改めて感じました。)
 
そして、誰かに手を差し伸べること。
これとっても難しい話で
 
差し伸べられた側が、必ずしもその手を握れるとは限らなくて
 
人を信じるのが怖いときもあるし、誰かに頼ることが苦手なときもある。
自分の弱さを見せたくなくて、助けてほしいのに「大丈夫」と言ってしまうこともあると思います
 
だから、どれだけ相手を救いたいと思っても、自分の気持ちだけで相手を救えるわけではない
 
でも、それは手を差し伸べることに意味がないということじゃなくて、
すぐに握り返してもらえなくても、相手がいつか手を伸ばしたくなったときに、その手がそこにあること。
 
これがめちゃくちゃ大事で。
 
TRACK15というバンドが、みんなにとってそんな存在になれたらいいな
 
そんな想いを込めて、「手と手」というタイトルを掲げ、楽曲を制作しました。
 
全部じゃなくても一部でも届いてたらいいなと思ってます。
 
話し出すとキリがないのでこれくらいにしといて、
 
この先のTRACK15!!!
 
野音終わったばっかですけど、またもや走り出してまして、
3月に1st Full Albumでメジャーデビューします。
そんでアルバムが出るってことはもちろんツアーも周ります!
 
今回はなんと4大Zeppツアーです
尊敬している方達を迎えて一緒に回ります
 
まだまだみんなと見たい景色が沢山あって、
みんなに話したいことが沢山あります。
 
どれだけ大きくなっても変わらないように変わって、
変わりたいのに変われないそんな自分で居ようと思います
 
いつまでも一緒に音楽を楽しめますように
じゃまた!!!
 
<TRACK15・蓮>



◆紹介曲「手と手」
作詞:蓮
作曲:蓮