誰にも見せない本音は
胸の奥で歳を重ねる
夜を超えると痛みの
しまい方を知ってしまうよ
希望は奇跡を待たずに
生きようとする癖のこと
傷つくたびに覚える
とても優しい発音で

失くしてしまったものより
失くせなかった想いを抱いて
飾りのない震えた声で
綺麗に響いている

空まで届かぬ願いと知っても
唱える心を愛と呼ぶ
世界のどこかで旅をして
彷徨う祈りの行方も知らずに
まだ見ぬ誰かの応答を
今も待っている

涙は雨に紛れて
空は優しいふりをする
心は静かな海で
沈めた声を育てた

春夏秋冬と季節が過ぎて
この身は老けていくのに
咲くはずだった花
蕾のままで眠っている

行き場をなくした言葉を幾つも
抱えて人は大人になる

重ねた両手の隙間から
こぼれぬように
想いを込めて握って
綺麗な形を作ろう

世界が耳を塞いでも
風にほどけるまで声を重ねて
沈黙よりも希望を選び
明日を信じてる

空まで届かぬ願いと知っても
唱える心を愛と呼ぶ

重ねた両手の隙間から
こぼれぬように
想いを込めて握って
綺麗な形を作ろう
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