夏の落とし物

日が下り 閑散とした 町を抜ける
声は枯れ 息は切れ 足は切れ 絶望は長く
これまでの 生き方を 煽るかの刹那
後悔を 産んだことも思い出す

やがてなくなる 時間さえ
止まって欲しいと嘘をつく
右手に握った免罪符

夏の落し物が壊れないようにずっと眺めていた
雨が運んできた僕の音を返して
消えないようにずっと

右手に握った免罪符
捨てられなくて立ち尽くす
憐れな姿は見飽きたし
もう眠れないや
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