それは魔法でした

あなたと出会って 寂しさを知った
あなたの居ない世界を失くした
ああ 知らなかった ねえこんなにも
朝が遠いこと 夜が暗いこと

空を飛ぶより 傷を癒やすより
それ以上の奇跡をあなたがくれたのです

それは魔法でした
ありふれた日々にそっと 特別な名前が灯るような
世界中の祝福より
あなたと永遠の呪いに落ちよう
ねえそして 決して解けぬように
ふたり いのち おわりまで ひとつ

あなたと出会って 忘れてしまった
呼吸の仕方 心臓の打ち方
すべてが違って すべて眩しくて
すべてぎこちなくて すべて苦しくて

空っぽの真っ白 こぼれたあなたの色
混ざり合って 汚れて なんだかとても綺麗です

それは魔法でした
正しさも 過ちも 何もかもが意味を失くしてく
世界中に悲劇の鐘が響いて
最後の眠りにつくとき
ねえ もう他に 何も見えませんように

嬉しいぐらいに また怖くなる
愛しくなるほどに 深い傷
触れられない場所に 宿る熱
ああ まるで ああ それは――

それは魔法でした
ありふれた日々にそっと 特別な名前が灯るような
世界中の祝福より
あなたと永遠の呪いに落ちよう
ねえそして 決して解けぬように
ふたり いのち おわりまで ひとつ
ふたり いのち おわりまで ひとつ
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