ひとひら

川沿い 人いきれ 西の空 散る花火
離れないように 手をつないだ

閃く夜の向こう 潤むような寂しさを
教えてくれたのも 君だった

浜木綿の花びら ひとひら
痛みまでも留めるように 胸に挟まったまま

終わらないでと ただ 願っていた
君が僕の生きる意味だった
僕ら 見えない明日を 見上げていた
爆ぜる 夏の夢を焼きつけながら

後れ毛 搦み織り 白肌 染めた火花
焦がした跡は もう 消えない

浜木綿の花が揺れていた
眩しすぎて 思い出になど できるはずがなくて

終わりなんてないと信じられた
君が隣にいる それだけで
凛と咲く強さの裏にあった
その悲しみに 何が 僕に出来たのかな

終わらないでと ただ 願っていた
君が僕の生きる意味だった
いつか 見えない明日へ 駆け出してた
爆ぜる 夏の夢を追いかけながら
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