海岸行き

渚には語られなかった物語が眠ってるんだ
熱く焼けた砂浜を歩く 真昼の夢を探しに行こうか
渚にてふたりは冬を待つ ふたりだけで季節を越えようか
麦わらをまぶかに被った可愛いあの娘が微笑みかけた
すぐに秋が来て海にはだれもいなくなる

砂浜にパラソルの色が溶け出して遠くまでひろがった
どこからか子供たちの声が聞こえて来たそんな夏の午後でした

太陽が沈みかけたら波打ち際に文字を書こう
いつもなら消えてしまうそんな言葉を焼きつけようか
渚にてふたりは漂う 水平線を越えてしまおうか
麦わらをまぶかに被った可愛いあの娘が目を閉じた
すぐに秋が来て海にはだれもいなくなる

砂浜にパラソルの色が溶け出して遠くまでひろがった
どこからか汽笛を鳴らす船が近づいてそしてまた遠ざかった
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