| さよなら通り3番地はっぴいえんど | はっぴいえんど | 松本隆 | 鈴木茂 | | 知らない空が ぐるりとまわり 冬の絵の具が 淋しく流れる どの通りにも さよならなんて 淋しい言葉が 滲んでいるだけ こうしてぼくは待っていよう きみが微笑みを想い出すまでは |
| Tuesday Queen鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | Shigeru Suzuki | Tuesday Queen Tuesday Queen 火曜の夜に火を走らせて 炎の馬車で都会に舞い降りる 君は噂の Tuesday Queen Tuesday Queen Tuesday Queen 星座を映す金のイヤリング 縛られるのは嫌いよと煌く すかした笑い Tuesday Queen Queen まるで女王陛下 Queen 男は跪く だけど瞳に影がある Queen まるでスター気取り Queen 哀しい女だね もっと素直に生きるのさ Tuesday Queen Tuesday Queen ちやほやされていい気になってたら あとで悔やむよあきたら捨てられる 遊び道具さ Tuesday Queen Queen まるで女王陛下 Queen すました鼻を折る 男が君に必要だ Queen まるでスター気取り Queen ライトが消されたら 残る男はぼく一人 Queen ぼくは家来じゃない Queen 遊び相手じゃない たったひとつの真実さ Queen だから気付いてくれ Queen 遠く見守る眼に たったひとつの真実さ |
| イメージ・チェンジ鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | Shigeru Suzuki | 素顔が素敵な君だから 化粧はおさえた方がいい 白魚みたいな指だから 指輪で飾っちゃ台無しさ イメージ・チェンジ 一つ間違い お高くとまって無理してさ イメージ・チェンジ 一つ間違い クールな女を 気取ってみても ねえ君の瞳にも ロマンスが見えるだろう 大人のふりして シガレット そんなに せきこんで 胸まで開いた 服を着て 男の気をひくつもりかい イメージ・チェンジ 一つ間違い 今までどおりの 君じゃない イメージ・チェンジ 一つ間違い 女の生き方 リヴもいいけど ねえ君の瞳にも ロマンスが見えるだろう イメージ・チェンジ 一つ間違い いつもの君へ もどりなよ イメージ・チェンジ 一つ間違い かわいい微笑 見せておくれよ ねえ君の瞳にも ロマンスが見えるだろう |
| ラハイナ・ガール鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | Shigeru Suzuki | ラハイナ 波のうねりが あなたの背中に雪崩(なだ)れて とても綺麗だ ラハイナ 横切るシュガー・トレイン マウイの夕陽は心に 「愛してる」あなたの片言の Japanese それだけが二人をつなぐ言葉さ I'm falling in love ラハイナ 海に浮かぶ街 昔は栄えた港と あなたが話す ラハイナ 旅立つぼくを あなたは知ってて今夜は 服を着換えた 「愛してる」あなたの片言の Japanese 混血の瞳に哀しみが舞う I'm falling in love 「愛してる」あなたの片言の Japanese それだけが二人をつなぐ言葉さ ヨットの帆ちらばるラハイナの港 いつの日か必ず戻って来るよ I'm falling in love |
| ストリップ・ティーズ鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | Shigeru Suzuki | Ritaに もし会いたきゃ 街はずれに行きな スター・ダスト派手なネオン チョッとやばい店さ あの娘ストリップ・ティーズ 痩せたストリップ・ティーズ 悲しみだけを脱ぎすて踊る 金の羽をつけて ベガスの空翔んだ 下手に手を出すなよ 報いだけが残る 俺の肩の傷は 奴の射ったジェラシー あの娘ストリップ・ティーズ 痩せたストリップ・ティーズ 黒い瞳で男を酔わす Kissin' Doll 口づけから 毒が夜に巡る あの娘ストリップ・ティーズ 痩せたストリップ・ティーズ 服は脱いでも心は見せない 俺の名は出すなよ 旧い恋の傷さ |
| マドモアゼル鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | Shigeru Suzuki | 青い夜が炎えている 透かし模様の心を 月が照らした 君は罪深い人さ 心を針で貫き痛みをくれた マドモアゼル マドモアゼル 禁じられた女(ひと) まるで処女のようだね その柔らかな髪 抱きしめたら もう死んでもいい 僕は灰になるだろう 紅(あか)い禁断の木の実 瞳に光る Temptation 神話の少女 きゃしゃな指で触れてくれ 触れるものみな凍らす ルビーの爪で マドモアゼル マドモアゼル 禁じられた恋 まるで処女のようだね その柔らかな肌 炎えつきたら 未来もいらない 僕は灰になるだろう |
| スパニッシュ・フライ(媚薬)鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | Shigeru Suzuki | 睫毛の先にキラリ 涙が滑り降りて グラスに落ちる 君は媚薬 Ah Spanish Fly 酔わされそう 髪を後手に束ねながら うなじにキスせがむ 男の心たぐり寄せて 突き落とす気か 一滴(ひとしずく)毒もられながら 魔女の宴(うたげ)さ その手に乗るかなんて 知らばっくれてみても 肩紐はずす 指は媚薬 Ah Spanish Fly 狂いそうだ 年齢(とし)は若いのに女の武器 もう手練れのプロさ 女にふたつ顔があると 知っても遅い 純情そうな仮面(マスク)の裏は 魔女の宴さ 女にふたつ顔があると 知っても遅い 純情そうな仮面(マスク)の裏は 魔女の宴さ |
| ハヴァナ・シガレット鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | Shigeru Suzuki | 港町の夜明けは 夜よりも淋しい ほら娼婦がひとり 泣いてる 白く乱れる煙草の線 ハヴァナ・シガレット サラヴァ・シガレット よせよ芝居なんて よせよ涙なんて 筋書きが見えてるぜ 初心な女気取る 年でもないくせに 女って悲しいね 水夫が道へ消えてく…… どうする? 男なんて無慈悲さ 追うほど逃げるよ 私信じたんだね 馬鹿だね 白い吸殻燃え尽きて ハヴァナ・シガレット サラヴァ・シガレット よせよ死ぬなんて よせよ海を見るな 青空が眩しいね ベッドの上だけは 優しい奴だった 溺れたら悲しいね もうじき船は出てくよ…… どうする? 握りつぶした紙ケース ハヴァナ・シガレット サラヴァ・シガレット よせよ愛だなんて よせよそんな言葉 いたずらに使うなよ カモメが群れ騒ぐ 貨物船が揺れる 新しい日も来るさ テープを投げに行くかい…… どうする? |
| 10セントの魂鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | Shigeru Suzuki | 空には昼の月 紙きれみたいに薄い 少し疲れた君と ティファナから二時間 髪には土埃 メキシコ原色の街 タコス売りのセニョール 手招きさえ陽気さ ポケットにひとつ 銀貨が転がる 僕たちの心のように軽く 海に投げようか それとも…… 港はサンディエーゴ 夕陽が海に溶けてた Joggingの人達が 芝生に影ひいた 煙草をくれないか 最後の1本だよね 誰かが唄ってた 人生って塵だと ポケットにひとつ 銀貨が転がる 僕たちの心のように軽く 海に投げようか それとも…… ごらんよあれがL.A. 夜景に墜落しそう 眠る横顔に 話しかけて空しい ポケットにひとつ 銀貨が転がる 僕たちの心のように軽く 海に投げようか それとも…… |
| スウィート・インスピレーション鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | Shigeru Suzuki | 空を翔んだ夢を見る時 失恋するなんて 涙は辛子色 君から崩れ落ちた Inspiration 暗い瞳一目のぞいて 探しあてた愛を知ったよ 夜の淵を彷徨いながら 不安に揺れる君 「好き」って一言に 両手ですがるのかい Inspiration 口にしたら褪せる夢より 指を走る愛がいいのさ 未来を重ねあう予感を感じないか Inspiration 君はとても弱い人だね 僕の腕で泣いてお眠り |
| 君はだまっていても嘘をつく鈴木茂 | 鈴木茂 | 仲畑貴志 | 鈴木茂 | | スカイブルーに 赤くひとすじ 時を描いて 太陽(ひかり)は翔ぶよ ふりかえる つかのまに 君ひとり 大人になってゆく Liar 小指つかって Silence is Fire 髪をかきあげる You're a Bad Liar 舌をふるわせ Silence is Fire くちびるなめる アー君は嘘をつく だまっていても アー君は嘘をつく レッドワインで 指をぬらして くもりガラスに つづった言葉 誓あう 約束も 消えてゆく うたかたのうちに Liar 顔をそらせて Silence is Fire 瞳うるませる You're a Bad Liar ポーズつくって Silence is Fire くつ下なおす アー君は嘘をつく だまっていても アー君は嘘をつく セピアカラーに 今日が色あせ ぼくもいつしか 心をとざす 愛という 言葉さえ 愛という 意味をなくした Liar 知らぬ男に Silence is Fire 視線あわせる You're a Bad Liar 吐息もらして Silence is Fire ボタンをいじる アー君は嘘をつく だまっていても アー君は嘘をつく |
| あと5歩で君のくちびる鈴木茂 | 鈴木茂 | 仲畑貴志 | 鈴木茂 | | 灼けついた砂の上で ピンクのビニールクロス なにも気づかず 眠りつづける女(ひと)よ 知っていたのか夏の陽は ぼくの密かなたくらみを 胸の中まで光を入れて 隠しごとまで照らしてしまう クイック クイックスロー クイック クイックスロー あと5歩で あと3歩で あと少しで 君のくちびるさ 青空に微笑むように くちびるわずかにひらき 青い果実の 香り広げる女(ひと)よ 夜が来るまで待つなんて いまのぼくには罪なこと 光と陰のはざまにゆれて そっと熱いため息ひとつ クイック クイックスロー クイック クイックスロー あと5歩で あと3歩で あと少しで 君のくちびるさ |
| 幻花鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | | Everything is transparent now transparent now Everything is transparent now transparent now. 夜の都会のウィンドウの中で 少女の裸身がきらめいていた 夜を横切る長距離の汽車が 銀河に向って車輪を投げる 君は UMI ぼくは KAI 透きとおる夢さえも 時がたてば濁るのを 僕らは知らなかった オペラグラスで太陽を見つめ 瞳を焦がした少年の手の 口から飛んだ溜息の蝶が 少女の額で翅ふるわせる 君は UMI ぼくは KAI 透きとおる夢さえも 時がたてば濁るのを 僕らは知らなかった Everything is transparent now transparent now Everything is transparent now transparent now. |
| Galaxy Girl鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | | デッキに佇む あなたの手から 広がる星座は きらめくアンドロメダ YOKOHAMA 出てから もう三日たつね 鏡の波間に映る SILVER MOON You are Galaxy Girl, Shining Star You are Galaxy Girl, Shining Star 100万光年はなれていても ぼくはあなたを追うだろう 南に吹く風身体で受けて あなたは眠れぬ頬を冷やす 船室は暑くて そう口ごもる 小さな背中に 両手を走らせた You are Galaxy Girl, Shining Star You are Galaxy Girl, Shining Star 100万光年はなれていても ぼくはあなたを追うだろう You are Galaxy Girl, Shining Star You are Galaxy Girl, Shining Star |
| VIVA CALIFORNIA鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | | フリーウェイの動脈を 錆びた自動車(くるま)がほとばしる Angels are comin' to L.A in California コーク片手にマルボロの 煙の糸で文字を書く VIVA VIVA CALIFORNIA VIVA VIVA CALIFORNIA 太陽は義眼のように 荒野の街を照らしてる 今ぼくはラシェネガから マリブの海に行くところ 金髪女が手で招く マッサージ・パーラーの闇の色 Angels are comin' to L.A in California イミテーションの宝石(いし)を手に ビバリーヒルズに灯が点る VIVA VIVA CALIFORNIA VIVA VIVA CALIFORNIA モンローの腰つき真似て 星条旗まで千鳥足 今ぼくはジョギングシューズの ほどけたひもを 結んでる VIVA VIVA CALIFORNIA VIVA VIVA CALIFORNIA 魂のゴールドラッシュ 夢を求めて人は来る そう君も避難民なら 西海岸へ行くといい |
| HEY! WOMAN鈴木茂 | 鈴木茂 | 仲畑貴志 | 鈴木茂 | | Hey! Woman Hey! Woman 髪を切ったりして 心変りか Hey! Woman Hey! Woman ジタンなんか くわえてた キザな野郎はどうしたい Hey! Woman 俺も独りさ Hey! Woman 俺も独りさ Hey! Woman Hey! Woman 赤いヒールはいて どこへ行くのさ Hey! Woman Hey! Woman ふられたのか ふったのか いいさどうでも 独りだろ Hey! Woman 俺も独りさ Hey! Woman 俺も独りさ Hey! Woman Hey! Woman 俺の側へおいで かまわないだろう Hey! Woman Hey! Woman 知らぬ振りか 気取るなよ Make Love なら今のうち Hey! Woman 俺も独りさ Hey! Woman 俺も独りさ |
| BAD DREAM鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | | ライトが歪んだ路地を匍(は)うたび 女は汗ばむハンドルを切る 飛び去る未来と過去のはざまで 乳房は尖がってわなないていた Thrill in the night Thrill in the night 靴音だけが夜を引き裂き 誰れかが誰れかを追いつめる 何かに脅え 何かを恐れ 誰れかに誰れかは追われてる そんな恐しい夢を見た 砕けて零れる砂時計から 凍えた時間が雪崩れはじめる 倒れた女の金箔の背に くいこむ爪なら死の指先だ Thrill in the night Thrill in the night 石に変わった俺の足は 逃げても逃げても動かない 影に震えて 影に縫われて 逃げても逃げても動かない Thrill in the night Thrill in the night ヒッチコックのサスペンス映画のように どんでんがえしはもうじきだ 光る銃口 火が走る時 俺はベッドで飛び起きた そんな恐しい夢を見た |
| サンタモニカ・ラリー鈴木茂 | 鈴木茂 | 仲畑貴志 | 鈴木茂 | | ダウンタウンで 見かけたおまえ シグナルで うしろについて クラクションを ひとつ鳴らせば ミラーに くっきりと ぼくを睨む ブルーアイ 挑むような 誘うような おまえの目を 追いかけて 追いかけて バカなことだと サンタモニカ・ラリー 風が笑っても サンタモニカ・ラリー ぼくはおまえの サンタモニカ・ラリー あとを追うのさ サンタモニカ・ラリー ウィルシャーを 突っ切るクルマ ビバリーの 芝生の匂い 引き裂いて 低いボディが 軋んで すべるよ 赤く燃えた ブルーアイ 古い恋を忘れられず おまえのあと 追いかけて 追いかけて なぜ消えたのか サンタモニカ・ラリー わけを知りたくて サンタモニカ・ラリー ぼくはおまえを サンタモニカ・ラリー 探し続けた サンタモニカ・ラリー 海岸通り 追いつめれば おまえはただ 知らん顔さ 知らん顔さ 甘いギャンブル サンタモニカ・ラリー カードをめくれ サンタモニカ・ラリー 今日の出会いが サンタモニカ・ラリー 明日を狂わせる サンタモニカ・ラリー |
| Cold Blood鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | | 虎の絵を背中に描いた 皮ジャンパー 粋に着こなし 恋という堕落ゲームで 俺たちを地獄に堕とす あの娘の名は Cold Cold Blood 血も涙もない Cold Cold Blood 柄までもナイフで刺して ごめんねと可憐に笑う よろよろと心の傷を 手で押さえ男は消える あの娘の名は Cold Cold Blood 血も涙もない Cold Cold Blood ハンサムな命知らずが 熱くしてやるとホラ吹き あくる朝 メイドは部屋で 凍えてる男を見つけた あの娘の名は Cold Cold Blood 血も涙もない Cold Cold Blood 純情な少年が来て 手のひらにためた涙を 髪の毛にふりかけた時 氷ってた心が溶けた 町から消えた Cold Cold Blood うわさも聞かない Cold Cold Blood |
| LADY PINK PANTHER鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | | 日除け帽子(ソフト)に流し目煌り 君は陽炎 LADY PINK PANTHER 可愛い暗殺者(キラー) ろくに狙いをつけないで! 赤いマニキュア 黒いペディキュア 揺れる靴下止(ガーター) 心の中を爪先だって 横切る女豹… LADY PINK PANTHER 悪女(わる)ぶってても 素顔はとても寂しいね LADY PINK PANTHER 壁の貼絵(ポスター) 速くその絵を出ておいで |
| Follow You山下久美子 | 山下久美子 | 野原理香 | 鈴木茂 | | すれちがう ただ それだけで 見知らぬ人に 恋したの 人波 かきわけながら 白いコート 追いかけてみた アスファルトのこみち レンガ色のビルディング 左に曲がれば シグナル Follow You Follow You ふり向かないで このまま歩き続けてね Follow You Follow You 夢をあたしに 見させてね どこまでも ついてく 公園のそば 足を止め ころがるボール ひろいあげる 子供たちにかえす ほほえみ そっと胸に 受けとめてみた キャメル色のマフラー あみこみのセーター せいたかのっぽの 恋人 Follow You Follow You ゆっくり歩いて あなたを 見失ってしまう Follow You Follow You 夢をあたしに 見させてね どこまでも ついてく Follow You Follow You ふり向かないで このまま歩き続けてね Follow You Follow You 夢をあたしに 見させてね どこまでも ついてく すれちがう ただそれだけで 見知らぬ人に 恋したの 夕陽にそまる 街角 あなたの影が長くなる |
| サマー・ワイン鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | | エメラルド色の陽の中で 翼たたむ 天使たち 君は掌 見てる これが生命線 短いね フッと笑う 横顔を 何の花に たとえよう サマー・ワイン 幸薄い日々を グラスにそそぎ いま一息に残りの人生を飲み干そう 安壜を窓にすかしたら 君の淡い肩ごしに 過ぎ去った日が見えた 君の中にいた少女がね 窓の外を飛び去るよ 二人 20才代(はたち)の半ば サマー・ワイン 幸薄い日々を グラスにそそぎ いま一息に残りの人生を飲み干そう |
| 風信子鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | | 僕の髪の毛をひとすじ 指に巻きつけて待つと言う お前の黒い瞳の色が ブルーに変わる綺麗だよ 映画のセットのようだね 土煙走る冬の駅 まつ毛に涙はしらせながら お前は影を見ていたね 風信子 都会へ行っても 風信子 風で知らせるよ 風信子 枯れずに待っててくれよ あれから半年流れて 街へ来ないかと手紙を書く 返事にゃそうさ 「うぬぼれないで」 七文字 それがピリオドさ 風信子 音もなく咲いて 風信子 声もなく散った 風信子 無口なお前のようだ 白黒の写真の想い出 ひとつ鮮やかに残る色 お前の黒い瞳の色が ブルーに変わる風信子 |
| ジュリエット鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | | ジュリエット 光のシャワーに 黄金色(きんいろ)の肌を洗わせて眠れ ジュリエット 心の津波に 喉走る酒が 拍車をかけるよ 砂も灼けつく夏さ むきだしの愛を 見せつけてやれ ジュリエット髪を水で梳き 逆光をまとう妖精のようだ ジュリエット 水着をほどいた 背中は海原 ぼくは沈んでく 時も焦げつく夏さ 絡めあう指に永遠がある |
| サテン・ドール鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | | ブラッディ・メアリーひとくち 君の口唇が濡れる 海のテラスに響くよ 波のトレモロ達 熱帯に咲く花の色彩に埋もれて 謎めいた微笑を投げかける 君はサテン・ドール ブラッディ・メアリーふたくち 君の髪が揺れる 夜のカーテンつらぬく 十字の星灯り 傾いて行くだけの僕のこの気持ちを はぐらかし 後ずさる赤い靴 君はサテン・ドール ブラッディ・メアリー底まで 君の頬が燃える 濡れた音色のピアノが 心にゆらめくよ 人生はカーニバル ララララと歌って 夜の中 フラフラと踊り出す 君はサテン・ドール |
| はるかぜを待つ人鈴木茂 | 鈴木茂 | 伊勢正三 | 鈴木茂 | | 夏限りに燃えつきてしまう ユリの花には愛しい思いを見た 翼ならべて鳥は南へ飛ぶ 限り知ればすぐに 遠い昔の人達が 旅をしのんで思ふあたりの夕暮れ 風冷たく指先を冷やし ビルの日影が信じられなくなる頃 去年のセーター少しほころびて ちょうどなじむ頃さ 秋も深まる土曜日は 街ゆく二人の肩もよりそいやすく 都会の冬こそ 君が欲しかった 山吹色のはるかぜ吹くまでは 旅の心と気まぐれは 時の流れのせいさ 春の訪れ知る人は 冬の寒さも愛に変えてしまう |
| はじめは他人...鈴木茂 | 鈴木茂 | 来生えつこ | 鈴木茂 | | 行きずりの窓 憂い顔の 名も知らぬ人が 瞳伏せて うつむくうなじ 心惹かれ 忘れられぬまま 揺れて迷う日々よ はじめは他人 それぞれの暮らし 時のへだたり すれ違う日々 はじめは他人 流れた月日の 後側には いくつもの物語 時はとつぜん 知らん顔で 見知らぬ二人を 熱くさせる 恋はいたずら 驚かせる 僕の腕の中 あなたからだ寄せる あなたに触れる くらやみの肌の ひんやりとした きめのこまかさ あなたが洩らす くらやみの吐息 ひんやりとした 部屋のなか 埋めつくす はじめは他人 それぞれの暮らし 時のへだたり すれ違う日々 はじめは他人 流れた月日の 後側には いくつもの物語 |
| TSUPPARING BLUES鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | | 2時に俺はここへバイク止めた ちょっと よそ見している間にどうだ タイヤもハンドルも何もかも 姿消しちまう 甘く見るなよと叫んでも 誰も彼も知らん顔 うかうかしてたら命まで とられちまう東京って言う奴は 3時すぎに預金おろすために 銀行屋のカウンターに立った いきなり両脇にガードマン 腕をねじられた 手配の写真に似てただけ 親ゆずりの人相さ うかうかしてたら人生が すり減っちまう東京って言う奴は 5時に俺が声をかけた女 無口そうな髪がウブな奴さ すべてが終わったら振り向いて 右手さし出した 別れの握手と想ったら ギャランティーをせびるのさ うかうかしてたら心まで 絞り取るよ東京って言う奴は 甘く見るなよと叫んでも 誰も彼も知らん顔 うかうかしてたら命まで とられちまう東京って言う奴は |
| MOON BABY鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | | 月の絵筆がひとすじ 君の瞳(め)をぬらす 星の粉でも蒔いたように 髪がきらめくよ 肌を彩どる夜風に 僕の瞳(め)が眩む 闇のガウンを脱ぎすてて 僕の手においで 時の波間へと身を横たえて 君の吐息の小舟に乗りたい 君を知るため今まで 生きて来たようだ 髪をうなじに束ねて 僕の手においで |
| ソバカスのある少女TIN PAN ALLEY | TIN PAN ALLEY | 松本隆 | 鈴木茂 | | 北の通りで ソバカスのある 少女を見かけたなら 声をかけてくれ 君が寒さに ふるえていたら 一枚きりの肩かけ 差し出すだろう 石のような心も あたためちまう女さ 泣かした事が 昔あるんだ 風も叫んでたよ ひどい奴だと 石のような心も あたためちまう女さ 今でも髪は 長いだろうか 君も 友だちなら たしかめてくれ |
| はあどぼいるど町TIN PAN ALLEY | TIN PAN ALLEY | 松本隆 | 鈴木茂 | | 射つか射たれるか この町は はあどぼいるど 棘のある 接吻(きす)に刺されて 正直な 胸に風穴 甘える髪は 諾 くちびるは 否(のお)なのに 気をつけろ 猫目(きゃっつあい) 切り札は ハートの女王(くいーん)さ 迷探偵(ほーむず)も真っ青さ 謎かけ遊び す−ぷが寒い喉を 火のように駆け巡る お返しに 君の中に 引き鉄を ひいてやるさ 快盗賊(あるせーぬ)も地団駄さ しりとり遊び |
| 305の招待席布施明 | 布施明 | 門谷憲二 | 鈴木茂 | | 淋しい夜にはおいで 悪い女だと言われても 雨にぬれておいで 赤い靴さげて 女の君が 男の僕が 生まれたままになって 灯りを消して 部屋中の愛 海に変えよう なりさがれ 女に この愛に 流されて あどけなく 堕ちてゆけ そのままの君でいい ああ 二人の夜にはもっと 悪い女でいて欲しい 笑いながら服を 部屋中におとせ 髪をおろして 腕をからめて 祭りの酒をのもう 背中をすべる指先だけが 愛を奏でる なりさがれ 女に この愛に流されて あどけなく 堕ちてゆけ そのままの君でいい ああ なりさがれ 女に この愛に流されて あどけなく 堕ちてゆけ そのままの君でいい ああ |
| レイニー・ステイション鈴木茂 | 鈴木茂 | 松本隆 | 鈴木茂 | | レイニー・ステイション サングラスの雨が 街の色をにじませてる あせるあせるよ 君は駅で 重いトランクひきずる頃 渋滞のタクシー飛び出して 雨を縫って走って来たよ レイニー・ステイション 悩んでる君に 気付けなくて どじな僕さ あせるあせるよ 間にあわなきゃ 二度と逢えない 予感がする 改札を切符も買わずに 走り込めば ひと足違い 映画なら ここで終わり だけど愛は 続くはずさ レイニー・ステイション 向いのホームに ぼんやり立つ 君が見えた あせるあせるよ 頬の上に 涙の線も弱々しく 汽車にのる勇気がなかったの 泣きくずれる君は 腕の中 |
| ソバカスのある少女森丘祥子 | 森丘祥子 | 松本隆 | 鈴木茂 | 宮田繁男 | 北の通りで ソバカスのある 少女を見かけたなら 声をかけてくれ 君が寒さに ふるえていたら 一枚きりの肩かけ 差し出すだろう 石のような心も あたためちまう女さ 泣かした事が 昔あるんだ 風も叫んでたよ ひどい奴だと 石のような心も あたためちまう女さ 今でも髪は 長いだろうか 君も 友だちなら たしかめてくれ |
| 黄昏はオレンジ・ライム松田聖子 | 松田聖子 | 松本隆 | 鈴木茂 | | あなたの電話を待ってたの 黄昏はオレンジ・ライム デートの支度も終えたのに 時計の針はなぜか意地悪 いたずらに過ぎてゆく It's too late 楽しみだった It's too late 映画の時間も 今では間に合わない It's too late グラスにライムをひと絞り 飲み干して忘れたいの いつでも気分で振り廻す そのわがままにつきあえないわ 他のひと探してね It's too late 服を着換えて It's too late 夕陽を見てたら 不思議に泣けて来たの It's too late It's too late グラスに映る It's too late 夕陽を見てたら 不思議に泣けて来たの It's too late |
| ファニー前川清 | 前川清 | 山川啓介 | 鈴木茂 | | 古い港の町で あの娘(むすめ)に もしも会ったら 渡してくれないか この青い指輪を 別れた日から もしも つらい暮らし しているなら 指輪がゆるいだろう 気がかりさ そいつが ファニー あだ名はファニー やさしい娘(こ)さ 肌 寄せ合って暮らした ふり向くたびに過去は ひと駅ずつ遠くなってく わがままなこの夢 責めてた泣き顔も 都会の海に呑まれ 誰もみんな 変わってゆく おれも夢を売って あの娘が幸せなら なにも言わず 戻っておくれ 翡翠色の海に 指輪を捨ててくれ ファニー ふるさとファニー 帰りたい でも 遠すぎるお前さ グラスの中の海は 過去とおなじ セピアの色 お前が愛してた あのおれは 死んだよ ファニー……… |