| 三味線旅がらす氷川きよし | 氷川きよし | 松井由利夫 | 水森英夫 | 伊戸のりお | 流れ長脇差(ながどす) 撥(ばち)に替え 三味線(しゃみ)を抱き寝の 渡り鳥 風の吹きよで 掌(てのひら)返す そんな浮世を 斜(はす)にみて エー チントンシャン (繰り返し) 気まま向くまま 唄まくら 惚れたはれたの 身の錆(さび)は 落とし切れずに 頬(ほお)かぶり 柳 新芽(しんめ)も あれから二年 縁でこそあれ 末(すえ)かけて エー チントンシャン (繰り返し) 月にほろりと 泣かせ節 見栄は捨てても 意地だけは 抱いて二の絃(いと) 三の絃(いと) 粋がいのちの やまがた折りも くずしゃ乱れる 侠髷(おとこまげ) エー チントンシャン (繰り返し) せめて濡らすな 花しぐれ |
| ガス燈氷川きよし | 氷川きよし | 麻こよみ | 杜奏太朗 | 南郷達也 | 小雨ににじんだ ガス燈(ライト) 俺を過去(むかし)に 連れ戻す サヨナラひとつも 言わないで 夜汽車に乗った 冬の駅…… 長いまつ毛の 横顔を 思い出させて 雨、雨 雨が降る いつでも心の ほころびを 笑顔で包んで くれたやつ 小さなやすらぎ 背を向けて どこまでひとり 夢を見た…… 濡れてたたずむ 石畳 胸に冷たく 雨、雨 雨が降る 心の哀しみ 傷跡を 雨よ優しく 消してくれ 時計をむかしに 戻せたら 今度は二度と 離さない…… 夏も駆け足 北の街 都(みやこ)忘(わす)れの 雨、雨 雨が降る |
| 妹へ氷川きよし | 氷川きよし | いではく | 水森英夫 | 石倉重信 | 茜の空の 打掛けを 纏って妹 嫁に行く すなおで気立ての いいやつだから 何も心配しないけれど せめて餞(はなむ)け 唄ひとつ たまには便り してやれよ 気がかりしている 母さんに おまえが育てて 残した花に 水をあげては 言葉をかける 見れば心が わかるから 選んだ人と 末永く 寄り添い笑顔で 暮らしなよ たったふたりの 兄妹だから 陰でひそかに 見守りながら 祈る幸せ いつまでも |
| さすらい港町氷川きよし | 氷川きよし | 小野塚清一 | 桧原さとし | 石倉重信 | 幸せ 掴めよと 手紙に書いて 悲しみを 悲しみを ポストに押し込んだ 日暮れ 坂道 港町 ひとり彷徨(さすら)う 旅の果て 泣くなよと 霧笛(きりぶえ)が 想い出連れてくる 忘れる 切なさも 愛した証 やすらぎの やすらぎの あの日は帰らない 日暮れ 教会 鐘の音 胸に沁みるよ ひとりには 風が行く 波止場みち 面影さがしてる 日暮れ 坂道 港町 熱い思いを 置いて行く ゆれながら 船の灯が 明日(あした)を照らしてる |
| 夢太鼓氷川きよし | 氷川きよし | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 希望(のぞみ)を胸に 抱きしめて ひとり都会(みやこ)に 旅立つ君よ 遠く果てなく 険しいけれど 信じるその道 まっしぐら ドントドドント ドドントドント 夢の太鼓を打ち鳴らせ 打ち鳴らせ 故郷の友が 手を振って 君を見送る 春待ち港 幼なじみの あの娘もきっと しあわせ待ってる 祈ってる ドントドドント ドドントドント 門出太鼓が鳴り響く 鳴り響く 育ててくれた 両親(おや)の恩 忘れちゃいけない 離れていても やる気負けん気 あしたの勇気 悔(く)いなど残すな 振り向くな ドントドドント ドドントドント 夢の太鼓は天高く 天高く |
| 早春譜氷川きよし | 氷川きよし | 仁井谷俊也 | 大谷明裕 | 南郷達也 | 北の海の 流氷(こおり)が溶けて 永い冬から 目覚める頃 風よ…雲よ… 夕陽の色が 残雪染めてる 羅臼(ラウス)の岳(やま)よ 都会(まち)の暮らしに すりきれた心 やさしく やさしく 迎えておくれ 若さゆえに 遠まわりした 過去の荷物を 忘れにきた 月よ…星よ… 旅人たちを 静かに見守る 羅臼(ラウス)の岳(やま)よ 季節(とき)にはぐれて 凍(い)てついた心 愛しく 愛しく 包んでおくれ 名前も知らぬ 小さな花が 北の砂丘を 彩(いろど)る頃 空よ…鳥よ… 朝陽を浴びて 凛々(りり)しくそびえる 羅臼(ラウス)の岳(やま)よ 明日(あす)に旅立つ 迷いなき心 笑顔で 笑顔で 送っておくれ |
| サーカスの唄氷川きよし | 氷川きよし | 西條八十 | 古賀政男 | 石倉重信 | 旅のつばくろ 淋しかないか おれもさみしい サーカスぐらし とんぼがえりで 今年もくれて 知らぬ他国の 花を見た 昨日市場で ちょいと見た娘 色は色白 すんなりごしよ 鞭の振りよで 獅子さえなびくに 可愛あの娘は うす情け あの娘住む町 恋しい町を 遠くはなれて テントで暮らしゃ 月も冴えます 心も冴える 馬の寝息で ねむられぬ 朝は朝霧 夕べは夜霧 泣いちゃいけない クラリオネット ながれながれる 浮藻の花は 明日も咲きましょ あの町で |
| 踊子氷川きよし | 氷川きよし | 喜志邦三 | 渡久地政信 | 石倉重信 | さよならも 言えず 泣いている 私の踊子よ ……ああ船が出る 天城峠で 会(お)うた日は 絵のように あでやかな 袖が雨に 濡れていた 赤い袖に 白い雨…… 月のきれいな 伊豆の宿 紅いろの 灯(ともしび)に かざす扇 舞いすがた 細い指の なつかしさ…… さよならも 言えず 泣いている 私の踊子よ ……ああ船が出る 下田街道 海を見て 目をあげた 前髪の ちいさな櫛も 忘られぬ 伊豆の旅よ さようなら…… |
| 玄海ブルース氷川きよし | 氷川きよし | 大高ひさを | 長津義司 | 石倉重信 | 情け知らずと 嘲笑(わら)わばわらえ ひとにゃ見せない 男の涙 どうせ俺らは 玄海灘の 波に浮き寝の かもめ鳥 紅い灯かげの グラスに浮かぶ 影がせつない 夜更けのキャバレー 酔うて唄えど 晴れない胸は 銅鑼(ドラ)よ お前が 知るばかり 嵐吹きまく 玄海越えて 男船乗り 往く道ゃひとつ 雲の切れ間に きらりと光る 星がたよりの 人生さ |
| 東京流れもの氷川きよし | 氷川きよし | 永井ひろし | 不詳 | 石倉重信 | 流れ流れて 東京を そぞろ歩きは 軟派でも 心にゃ硬派の 血が通う 花の一匹 人生だ ああ 東京流れもの 夜の暗さに はぐれても 若い一途な 純情は 後生大事に 抱いて行く 浪花節だよ 人生は ああ 東京流れもの 曲がりくねった 道だって こうと決めたら まっすぐに 嘘とお世辞の 御時世にゃ いてもいいだろ こんな奴 ああ 東京流れもの |
| ふるさとのはなしをしよう氷川きよし | 氷川きよし | 伊野上のぼる | キダ・タロー | 石倉重信 | 砂山に さわぐ潮風 かつお舟 はいる浜辺の 夕焼けが 海をいろどる きみの知らない ぼくのふるさと ふるさとの はなしをしよう 鳴る花火 ならぶ夜店に 縁日の まちのともしび 下町の 夜が匂うよ きみが生まれた きみのふるさと ふるさとの はなしをしよう 今頃は 丘の畑に 桃の実が 赤くなるころ 遠い日の 夢の数々 ぼくは知りたい きみのふるさと ふるさとの はなしをしよう |
| 喜びも悲しみも幾歳月氷川きよし | 氷川きよし | 木下忠司 | 木下忠司 | 石倉重信 | 俺ら岬の 灯台守は 妻と二人で 沖行く船の 無事を祈って 灯をかざす 灯をかざす 冬が来たぞと 海鳥なけば 北は雪国 吹雪の夜の 沖に霧笛が 呼びかける 呼びかける 離れ小島に 南の風が 吹けば春来る 花の香便り 遠い故里 思い出す 思い出す 星を数えて 波の音きいて 共に過した 幾歳月の よろこび悲しみ 目に浮かぶ 目に浮かぶ |