思い出は海風のように

 2026年5月20日に“Conton Candy”がMajor 1st Full Album『すっぴん』をリリースしました。今作には、全14曲を収録。メジャーデビュー以降に発表された楽曲の中から、タイアップ楽曲5曲を含む6曲をセレクトし、さらに「レイニーデイ」をはじめとする新曲8曲を加えた構成となっております。
 
 さて、今日のうたではそんな“Conton Candy”による歌詞エッセイを3回連続でお届け。第1弾は紬衣が執筆。綴っていただいたのは、収録曲「思い出は海風のように」のお話です。忘れられない景色や感情、記憶に対して、自身が思うことは…。



「痛いほど眩しい太陽」の下で、私は毎年、繰り返すようにあの夏を思い出す。
 
「洗濯物は乾くのが早い」かもしれないけど、私の気持ちは乾き切らないまま。
 
もう一回洗い直して乾かすのを「めんどくさいなあ」と思うのは、きっとそれを言い訳にしているだけなのかもしれない。
 
忘れたいけど忘れられない、そんな私の思い出は、一体いつになったら離れてくれるんだろう。
 
 
毎年7月に横浜で開催され、お世話になっている「ムロフェス」というイベントがあります。
 
Conton Candyも、もう2年連続でお世話になっていて、私はこの日に必ず大きな感情をもらいます。
 
いつ見てもかっこいい先輩、今日はどんなライブをするんだろうと期待する同期、自分らも頑張らなきゃと思わせられる後輩。
 
海のそば、赤レンガ倉庫の横。どこにいても、自分が信じて良かったと思える音楽しか鳴っていない日。
 
そんなイベントの最中、海風に乗ってきた、しょっぱくて懐かしい香りが、私に思い出させる。
 
そんな自分の思い出とムロフェスの景色を混ぜ合わせながら描いた1曲。
 
 
みんなは忘れられない人はいますか?
 
忘れたと思っていても、ふとした時の香りとか、見た景色とかから思い出したりしませんか?
 
それが弱さだというなら、私は弱いままでもいいのかもしれない。
 
思い続けていた時間も、剥がれない記憶も、全てがずっと私のもの。
 
悔しいけど、ずっと私のもの。
 
 
今までもこれからも、受け取った感情も全て、私の思い出は海風のように。
 
<Conton Candy・紬衣>



◆紹介曲「思い出は海風のように
作詞:Conton Candy
作曲:Conton Candy

◆Major 1st Full Album 『すっぴん』
2026年5月20日発売
 
<収録曲>
1.すっぴん
2.レイニーデイ
3.Rookies
4.思い出は海風のように
5.普通
6.何ら変わりない1日から
7.恋
8.フルムーンライクアキャットアイ
9.スノウドロップ
10.傷
11.OTAGAISAMA
12.ライブハウス!
13.国道20号
14.Touring