私はその魔法が使いたくて、音楽家になりました。

ENVii GABRIELLA
私はその魔法が使いたくて、音楽家になりました。
2023年6月28日に“ENVii GABRIELLA”がメジャー1stフル・アルバム『ENGABASIC』をリリース。本今作には既発シングルの「BL」「Symphony」「あなたが私を綺麗にする訳じゃないの」「オリビアを聴きながらを聴きながら」「APHRODITE」に新曲5曲を加えた計10曲が収録されております。 さて、今日のうたコラムではそんな“ENVii GABRIELLA”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回が最終回、執筆はTakassyが担当。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 90's 」にまつわるお話です。歌詞内に90年代の様々な名曲が登場するこの曲。Takassyはどんな思いで「 90's 」を作ったのでしょうか。歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 私が音楽に対して「自分の好み」を意識し出したのは、小学2~3年生の頃だったと思います。 両親が音楽好きだったので、家では「TOTO」「JOURNEY」「マイケルジャクソン」「山下達郎」「サザンオールスターズ」「中島みゆき」「松任谷由実」邦楽洋楽問わずあらゆる曲が三軒先まで聴こえる大音量で流れていました。 CDを自分で買い始めたのは、もちろんお小遣いをもらえるようになってからだけど、レンタルショップやレコードショップに行っては、視聴機で何度も同じ曲を聴いたり、テレビの音楽番組を録画して聴き続けたり。 深夜には親が起きないように「CDTV」を欠かさず観たりしていました。 私の子供時代は90年代も後半に差し掛かっていたけど、その頃はネットもなかったから、ヒットソングは年をまたいで流行っていたし、おいそれと何十曲も新曲を家で聴けなかったから、一曲ごとの聴き込み方が半端なかった。 90年代の音楽チャートは、「おもちゃ箱をひっくり返した様な」というよくある例えがピッタリ。 1位から10位までのジャンルは全くバラバラで、11位以下になれば、もう聴いたこともない様なジャンルがひしめき合ってた。 そして、友達はみんなそんな雑多な曲を一緒にソラで歌うことが出来た。 カラオケに行けば、新曲を上から我先に歌おうとリモコンの奪い合い。 店員さんに「新曲リストのページください」って言いに行ったりしてた(その当時は新曲ページはシールになっていて、「新曲」と言うページに貼り付けられてた)。 私は、そんな子供時代に、歌手になろうと思った。 そして歌詞を書き始めて、曲を作り始めた。 空想の中では、あらゆる音楽番組に出たし、インタビューも受けた。 そして、今でもその頃の音楽を聴くと、自分の夢の始まりや、語り合った仲間たちを思い出して初心に戻ります。 子供の頃に持っていた、未来へのモチベーションとかって、今では忙しさに追われて忘れちゃったりする時もあります。 私たちと同世代の人たちは(もちろんそれよりも上でも下でも同じように)、ちょうど下と上の間にいたり、登り出したキャリアの坂道で目的地を見失っていたりする人が多い気がしました。 私たちもそういう話よくするしね。 だから私はとりあえず、家のCDラックみたいに、思い出の曲を並べ立てて、いつでも好きな時に取り出せるような曲を作りたいなって思ったので作りました。 どうして私は音楽が好きなのかっていう原点を思い出すように。 そう、こうやって懐かしい音楽を思い出せば、その頃の自分に戻ることができるから。だからこの曲は私にとって一際パーソナルで大事な曲です。 歌はそういう力を持っているんだって信じてるから。 だから私はその魔法が使いたくて、音楽家になりました。 これは頑張りたい時のお守りみたいな曲。 疲れた時に軽く口づさめる簡単なメロディと、なんてことないキーの曲で。 私もこの曲ではエンガブには珍しいキーでラフに歌ってるから、新鮮なんじゃないかなと思いますよ。 そして一緒に昔の友達との話のネタにしてくれてもいいし、一緒に歌ってノスタルジックになってくれてもいいしね。 この曲で出てくる曲を知らない子たちは、ぜひ探して聴いてみてほしいとも思う。素敵な曲が沢山だから。 それでその頃の曲を沢山掘り出してみたら、絶対に楽しいと思うよ。 この曲で、ちょっと一休みしてもらえたら嬉しいです。 <ENVii GABRIELLA・Takassy> ◆紹介曲「 90's 」 作詞:souljuice 作曲:souljuice ◆メジャー1stフル・アルバム『ENGABASIC』 2023年6月28日発売 <収録曲> 01.APHRODITE 02.オワッテンネ 03.Toxygen 04.PAY ME 05.90's 06.BL 07.オリビアを聴きながらを聴きながら 08.The Crown -No necesito, No queiro- 09.あなたが私を綺麗にする訳じゃないの 10.Symphony


















