ΛυΛυΛυ

浮かぶはずのない灯に
見惚れている
沈んで逝く星は水に濡れたまま
それでも消えはしない
消えたりしない

君の名前を忘れ
記臆に埋もれた貝殻
耳を当ててすませば
淀みなく響く海鳴りが

ΛυΛυΛυ…

鳥の聲も
波の律も
鯨の生も
帳が下りたら 海へ還るだけ

君の影を忘れて
夢に解けてく青い砂
指先に触れる度
微かに響く波の記臆

揺らめく海の底
群青の弧を結び
言葉を知らずとも
気高く調を詠う

ΛυΛυΛυ…

鳥の幻も
波の終も
鯨の痕も

ΛυΛυΛυ…
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