ダイヤモンド

「他の男と遊んできなよ
もっと僕のことを好きになるんじゃない?
君にあげたあのアクセサリーを
着けていってもいいよ」
なんて言っちゃったけど

実は誰かと過ごす君のこと
想像するたび
おかしくなりそうだったよ

本当だよ
僕にとってずっと君がダイヤモンド
今でも何度も満ちては輝いているんだよ
新しい恋をできる気がしないよ
これからどんな宝石に触れたとしても
光ってみえないよ
君の輝きを知っているから

他の誰かと暮らす君を想像できないよ
今もそこに君がいる気がして
一人だけで過ごしてると二人でいるよりずっと
ソファが広く使えて余計に寂しいんだよ

もしもあのとき
結婚しようって
言ったら変わってた?
まだ胸に残ったまま

でも今でも
二人が写真の中で笑ってるよ
昨日のことの様に思い出してしまうんだよ
並んだ枕も色違いの食器も
君のサンダルさえ置きっぱなしで
この部屋の時間だけ
あの日から止まったみたいに

思えば、男らしくとか君のためとか
そればっかだったんだ
かっこつけたまんま送り出して
その背中みて気付いたんだ
君のためなんだって思っていた
いつのまにか君のせいにしてた
今ならわかるのに

ねぇ、覚えてる?
出会ったあの日のぎこちない敬語
思い出すと笑っちゃうね
そうだね
振り返ったってでたらめな足跡
君はずっと合わせてくれてたんだね
やっぱり僕は馬鹿だ

ごめん、もう一度、君と話したいよ
これで最後になってもいいから
どんなに言葉並べても、それらしいだけで
本当の気持ちはたった一言だよ
君が好きだったよ
いや、もう一言だけいいかな

きっと他の男より
誰よりも僕がいい男になるから

他の誰よりも
君の輝きを知ってるから
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