急行青森行き

さらば都よ 青森行きの
ベルが鳴る鳴る 夜の駅
心づくしの 土産を買って
帰る故郷にゃ 母が待つ
あゝ 瞼に浮ぶ 小川よ 森よ

月の夜更けの 急行列車
窓に揺れるは 母の影
前の座席の お客と語りゃ
お国なまりも なつかしや
あゝ 嬉しさ つのり 眠れぬ夜よ

今年(こと)しゃ五十に もう手が届く
母も白髪が ふえたでしょう
一夜明ければ 田舎の駅で
逢える親子の 朝がくる
あゝ リンゴの花も やさしく招く
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