丁稚羊羹

小浜 真冬の丁稚羊羹
こたつに入り食べたっけ
あんたが好きな何から何まで
忘れられない

甘いもの 苦手なくせに
これだけは別物だと言った恋よ

小浜名物 丁稚羊羹
私(あたし)の連れと故郷(さと)帰り
行くあてなんかもうないくせに
馬鹿な男に惚れていた

愛だけは さらりとし過ぎちゃ
崩れて 形もなくなる

小浜 真冬の丁稚羊羹
遠くに聴こえる潮騒よ
昔話に付き合っておくれ
雪が舞い散る独り言

どこで何してるだろうか
あなたは憎みきれぬ人
夏の水羊羹とは違う
今でも絶対譲れない
ああ 真冬の丁稚羊羹
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