夏、某日

もう会わないって決めた夏の終わり
秋冬春飛び越えた午後3時
意地悪な暑さ
1秒の後ろ姿
わかってしまって、悔しい

ひとつ交わして
「じゃあまたね」
地下に逃げた、走って逃げた
また会えたって揺れた夏の終わり
ああ、私、まだ、

溢れる
言いたかったこと、今になってさ
窓に映る前髪が崩れてる
気にしちゃう
なんで、
溢れる
言えなかったこと、いつになっても
また君の歌をかく

思い出さなくなっていた夏の終わり
秋冬春何度目の午後、暮らし
すれ違う香り
1秒で腕の中
まだ泣けてしまって、悔しい

ひとつ忘れて
「もう大丈夫」
ふたつ思い出して抱き寄せられて
もう会わないって決めた夏の終わり
なのに

ホームの向かいに
人混みの向こうに
すぎる横顔に
あなたを探して
また見間違って
肺の奥がツンとして
心臓が走って
私まだ、やっぱりまだ
あの夏のあなたに会いたい

ああ、触れる、昨日のように
風に街に夕暮れに重ねてる
あなたの影
溢れる
聴きたかったこと、今になってさ
ねえ、幸せだった?
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