銀夜灯

光を連れて

雨に打たれ 目覚めた
散った花を数えて
冷えた肩を伝う 現の成れ

劣等 この身浸して
本能が嗤う罠を噛み砕く

皮肉満ちた確信に
歪みさえ響き 導いてく
指先まで 燃やせ 枯らせ 衝動

行く宛もなく彷徨う街
紫煙裂く 銀色の夜
死に損ないの賭けでもいい
徒花も背負って往け

灰を撒いて 愛を抱いて
滲む願いで 今 宵を討ち抜け

泡沫に熱を埋めたまま
揺れる幻も愛しく
刃を拭い 空を描く

欠けた回路 問う真実
哀しみさえ 明日灯してゆく
擦り切れても 咲かせ 千の橙光

足跡だけが残った街
紫煙裂く 銀色の夜
壊れかけても笑えばいい
弱さごと駆け抜けて

灰を撒いて 愛を抱いて
褪せない祈り 今 宵に浮かんだ

もう怖くはないよ
君がそばに居るから
ただ息をして

雨上がりへと色付く街
光差す 銀色の夜
転んでも立ち上がればいい
未来まで照らしてけ

灰を撒いて 愛を抱いて
錆びた誓いで 今
宵を討ち抜け

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