Passengers

駅で乗り込んだ怒りは
荷物カウンターで
重さオーバーになって
羽田に置いてきた

期限切れのパスポート
写真のキミは遠く過去になって
旅に出かけたい

並んだ便名
定刻の2文字
行き先の都市は次の季節に
変わっていた

投げた紙飛行機みたいに
離れて自由になれるよ
僕ら住む街
だんだん小さくなって
見えなくなる

タネのない手品みたいには
指鳴らすだけじゃ
消えない思い出
遠き空に答えなんて
無いと知っていて
旅に出る

搭乗前にくれてた
最後のメッセージは
電波が切れてしまって
今は開けない

離陸の瞬間
肩にかかる重力
雨雲の中で揺られた先
広がってた

投げた紙飛行機みたいに
弧を描き空を下るよ
キミの住む街
だんだん大きくなって
近づいてく

タネのない手品みたいには
指鳴らすだけじゃ
逢えない人がいて
同じ空で繋がった道を辿って
旅に出る
×