えんぷてい

大きなガラスの中を
あきらめた星がまだ
泳いで行くよ 目頭から目尻まで
軽やかに そしてしなやかに
息をする

車窓が鈍く象る東京
それぞれの人生が
花火のように咲いて

柔らかな湿度を 切り裂いていく 叫ぶ声が聴こえる

甘く蕩ける このさびしさを

この手を取って
この手を取って
咽せ返るほどの命が
熱が哀しみが悦びが
胸に満ちて満ちて
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