一炊の夢(15th ver.)

そこには何があるんだろう
最近こんな空が続いているからって悲しいとか淋しいとかそういうこと言う
つもりはないけど
西改札前、人波に呑まれそうになった時に人並に思ったんだ
眠れなくて朝が来てしまうことなんてざらにあって
それでも目を閉じれば同じ夢を見ていた後ろ姿が浮かぶから
そんなことを思ったんだ

街灯の下で冷たい風の中にあった優しさと強さを思い出した
西改札前、素通りしたふりして口ずさんだ歌は
終電へ向かう涙越しの約束のようだった
長い長い夢ほど時間はそれほど進んでいないってことが
駅前通りとぶつかった国道の交差点で綺麗に重なった

歌うこと諦めない
夢の中、這いつくばってでも

満月の夜が曇った窓ガラスにぼやけてしまって
喉の奥で声が詰まったけど
僕が君に伝えたかったことは、君が僕に伝えたことだった
明け方に動き出した除雪車の音も
西改札前、あの日のこともぎゅっと抱きしめたまま進めそうさ
踏み出す足は儚くとも強く

状況は変わってく けれど ここにいるよ
「ここにいるよ」

歌うこと諦めない
君のこと忘れない
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