ブラウンシュガー

夜の匂いが宙へ溶けてしまったら
今日は回り出す、ほら
澄んだ瞳のようで、柔い朝日を
君と重ねた

湛(たた)えた想い 映り込む君
微かに潤む、ミルクコーヒー
きっと僕たちは そんな淡いで
寄り添い合える筈だから

まばらに残った 星を集めて
くだらない事も滲むような古い傷も
僕たちのまま 謎めいたまま
胸に抱くよ
セピア色のブラウンシュガー
並べた、その先の今日へ

湯気と揺らいだカーテン 撫でた季節の
光 ぎゅっと包む
瞼閉じれば、カメラ 僕の記憶は、
君ばかりだな

過ぎゆく日々に 戻れぬ過去に
頬張る今、仄甘い
ジェラートみたいに 混じる空に
思い馳せたまま居るんだ

まばらに残った 星を集めて
くだらない事も滲むような古い傷も
僕たちのまま 謎めいたまま
胸に抱くよ
セピア色のブラウンシュガー

ドアの向こうにはまた
開けた、夜へ続いた世界が
僕は僕のまま 君は君のまま
その淡いただ
仰ぐように息をしよう
並べた、その先の今日へ
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