信長

尾張の大地 踏みしめて
名乗りをあげし 風雲児
六十余州 手に握る
望みを胸に 信長が
怒涛のごとく 敵を討つ
あゝ 桶狭間

人間五十年
化天(けてん)の内を比ぶれば
夢幻(ゆめまぼろし)のごとくなり
一度生(しょう)を受け
滅せぬ者のあるべきか
死のうは一定(いちじょう)

琵琶湖の波に 照りはえて
天守も高き 安土城
楽市楽座 町おこし
心を砕く 信長は
明日を目指し 空翔ける
あゝ 昇り竜

栄誉を誇る 桜にも
謀反の嵐 花嵐
天下を掴む 日の前に
弓矢もつきて 信長が
炎の中に 立ち尽くす
あゝ 本能寺
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