| 部屋とガラクタと私ミーマイナー | ミーマイナー | 美咲 | 美咲 | さすけ | 散らかっているのは春が通り過ぎたから 片付けてしまえば私じゃなくなる気がして 上から2段目 右の引き出し コンタクトだって充電器だって残してるよ もういらない物だけが愛おしい 君が私の居場所だったのに プレハブくらいぐらぐらなんて知らなかった もういらない物だらけごみ屋敷 忘れてったお荷物だらけ いつでもふらっと取りにきていいからね 一人が怖いのは君がいなくなってから 眠れない夜が増えて、洗濯物は半分になった おかえりの代わり くたびれた換気扇の音 食べきれないもの 腐っていく冷蔵庫 広くなった分だけ虚しさが込み上げる 私の心は足の踏み場がない もういらない物だけが愛おしい 君が私の居場所だったのに 声も出せずにほろほろ泣いてる情けない もういらない物だらけお化け屋敷 いつでもふらっと取りにきていいのに 渡せない言葉 引き出しに閉まっておくね |
| レモンガールミーマイナー | ミーマイナー | さすけ | さすけ | さすけ | 「かけていい?」「ちょっとだけなら」 何の気のない相席で ほろ苦い後味の合図と知る由もないまま 吸い殻死体がぞろぞろ 消灯寝静まった頃 コンビニのアイス買って B級映画を愉しもう 美味しいとこだけ切り取っては 早送りしたまま朝になっていく 「幸せになれ」なんて言わないで 君となら不幸でよかったのに! 微温い酒 安い肴 マルボロの煙に巻かれた日々よ、さよなら 東京の冬は寒いんだね 君の温もりで気づけなかったな チューハイのレモンにかじりつくすっぱい笑顔が たまに恋しくなる 「結婚しよ」が口癖 酔っぱらってタチが悪い ほろ苦い後味の いつしか虜になっていた 美味しいとこだけ搾り取っていたのは お互いで自分勝手だな 幸せになれよ! 忘れないよ 忘れはしない ほろ苦いレモンとあなたの記憶 「幸せになれ」なんて言わないで 「幸せになれ」なんて言わないで 君となら不幸でよかったのに! 薄い壁抜け出して 公園のベンチ腰掛けてギターを弾いた ひとりぼっちの夜は長いんだね 君の優しさで気づけなかったんだ 唐揚げのレモンにかじりつくすっぱい笑顔が ほんと馬鹿みたいで...たまに恋しくなる 不意に会いたくなる 「かけていい?」「ちょっとだけなら」 |
| 純文学ミーマイナー | ミーマイナー | さすけ | さすけ | さすけ | 「あいしてた」 そんな五文字に収まってたまるか 長編小説なのに 君からの返事は決まっていつも つぎはぎ シンプルで なんか悔しくなる。 Hの濃さじゃ到底描けない Bでもまだどこか物足りない “君を描けない人生なんかいらない” ↑どうかしてる 升目も罫線も飛び越えていきたい 句読点すら逃げ出すような 裸の愛をください もっと素直に言えたなら 深読みせずにイケたなら バカみたいだ、君だけでよかった 書いては消して繰り返し 最後の強がりで五文字 送信した「さようなら」 「出逢った頃は、書き順を守って 正しく 愛し愛されていたよね」 ショートカットできない思いで 書き殴る黒は仰々しく 編集者も読者も置き去り 滲んだインク擦れる頃 純文学も終わる もっと素直に聞かせてよ 推敲せずに出していいよ? バカみたいだ、私じゃダメなのに 何も語らぬ横顔 ずるいよやっぱり五文字だけ 返ってきた「ありがとう」 “誤字や脱字すら愛おしい” そんな日々が、 いつしか二人にもありました。 パタンと音たて君は消えてった 付箋つけたまま… 今日は素直に言えるかな 文脈なんて無視してさ 「だいきらい」と この期に及び強がって 薄い五文字を返しても 情けないな、行間が喋りだす… 脈絡もまとまりもない ただの駄文だな。 割愛できない渇愛が 君を描く 愛を描かせる 「あいしてる」 -完- |
サンドウィッチ ミーマイナー  | ミーマイナー | 美咲 | 美咲 | さすけ | 2人でいたから食べれてたもの あなたがいたから出来たこと 好き嫌いは多い こだわりは強くて依存的 私はあなたしかいなかった サンドウィッチも1人で食べれない 嫌いなとこはあなたが好きだったから なんとか今日まで生きれてただけ 残した野菜まで、呆れた顔しないで 失ったものは存在じゃなくて、未来だよ 私はあなたしかいなかった 伝わらない優しさ、合わない価値観 無防備な寝起きが愛おしくてたまらない 思い出は綺麗に書き換えられること 分かっているから 分かっているから 見慣れた街にも家にも帰れない 嫌いなとこを私が愛せるまでは 誰かと生きちゃだめ、迷惑かけるだけ 記憶のあなたまで、呆れた顔しないで |
| 君の言う通りだったミーマイナー | ミーマイナー | 美咲 | 美咲 | | 君の言う通りだった 今までの全部 “食べきれないからやめとけよ、そのデザート” 私のことなんでも知ってるって 勘違いしていた 君は何にも分かっちゃいないよ 君の言う通りだった今までの全部 “強がったって一つもいいことないんだよ” それでも私は変われない弱虫 結局殺される 神様より信じていたんだ 君を愛していたから 自分より大事に思ってたんだ 君を愛していたから 君は私じゃないのに 君は私じゃないのに 本当に大事なとこは何にも見えない “そんな格好じゃ風邪引くよ” “髪は染めない方がいいよ” 今まで君の言う通りだったから さよならも最善策なの? 全部わかったフリしないでよ 私は2人で地獄がいいよ 君は何にも分かっちゃいないよ 君の言う通りだった今までの全部 “変えてもいいけど忘れんなよ、パスワード” 変えたことすらも忘れてしまって 泣き顔フェイスIDでロック解除 なんでも頼ってしまっていたんだ君を信じていたから なんでも話してしまっていたんだ君を信じていたから 君は私じゃないのに 君は私じゃないのに 本当に大事なことは目には見えない “明日は午後から雨降るよ” “そこに置いたら失くしちゃうよ” 今まで君の言う通りだったから さよならも最善策なの? 全部わかったフリしないでよ 私は2人で地獄がいいよ 今もわかったフリしないでよ 私は2人で地獄がいいよ 君は何にも分かっちゃいないよ |
拝啓、私たち ミーマイナー  | ミーマイナー | 美咲 | 美咲 | | 覚えていますか?私のこと 随分、昔になってしまったね 眩しい夢 新しい日々 あの日から何にも変わっていません 優しさには色々あって 今なら分かる気がするんだけどさ 子供だったね 未熟だったよ あの日の2人が決めたことだからね 君に出会って 夢中で愛して愛されて 1人じゃないって思ったのにゆっくり離れたこと 離れたけど 忘れていて2人の日々を ありがとう どうか さよなら 何年後も何年後も あなたは冬に一つ歳を取る |