マーチングバンド ASIAN KUNG-FU GENERATION | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文 | | 色の褪せた絵の古ぼけたベンチとはにかむ少年 雨ざらしのまま朽ち果てたいつかの希望を掲げよう 蔑むこともなく驕ることもなく花開くヒマワリの 種にもならぬような胸の奥の秘密にささやかな光を 静まり返る夜のミュージアム 忘れられたいつかの君は笑うんだろう ほら 誰彼となく集まった広場を過ぎるマーチングバンド 今 裸足のまま駆け出した少女にこの曲を捧げよう 静まり返る青いプールの 薄い膜に映る空に飛び込む 開け 心よ 何がやましくて 何故 悩ましいんだ 僕ら 光れ 言葉よ それが魂だろう 闇を照らしてどこまでも 行け 悲しくなったり 切なくなったり ため息吐いたり 惨めになったり いつかは失ういのちを思ったり それでも僕らは息をしよう 開け 心よ 何がやましくて 何故 悩ましいんだ 僕ら 光れ 言葉よ それが魂だろう 闇を照らしてどこまでも 行け |
迷子犬と雨のビート ASIAN KUNG-FU GENERATION | ASIAN KUNG-FU GENERATION | Masafumi Gotoh | Masafumi Gotoh | Koh-ichi Fujimoto | 日溜まりを避けて影が歩くように 止めどのない日差しが路地を怒鳴りつけている 風のない午後を恨むような そんな土曜日の模様 人々は厚い雲で顔を隠して 行き場のない想いをずっと持って研いでいる 何もない街に埋もれても それでも 今でも 連なるウィンドウに並び立つ人形の悪い夢 それとも倉庫に隠れて塞いでいたって 埃だけ被って見つからない 誰の手にだって触れられない 僕たちの現在を 繰り返すことだらけでも そう いつか君と出会おう そんな日を思って 日々を行こう 曖昧な雨のビートの合図 寂しさが夜を満たす匂い 吸い込んだ雨が肺で泳いで 深く 深く潜るシーラカンス 曖昧な雨のビートの合図 捨てられた子犬の呼ぶ声 雑踏を分けて僕に届く ほら「誰か気付いて」と 僕たちの現在を 繰り返すことだらけでも そう いつか君と出会おう そんな日を思って 日々を行こう 夜の街角の 土砂降りになって震える迷子犬も きっと はにかんで笑う そんな日を思って 日々を行こう 僕たちの現在を 繰り返すことだらけでも そう いつか君と出会おう そんな日を思って 日々を行こう 生きて行こう |
ソラニン ASIAN KUNG-FU GENERATION | ASIAN KUNG-FU GENERATION | Inio Asano | Masafumi Gotoh | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 思い違いは空のかなた さよならだけの人生か ほんの少しの未来は見えたのに さよならなんだ 昔 住んでた小さな部屋は 今は他人が住んでんだ 君に言われた ひどい言葉も 無駄な気がした毎日も あの時こうしてれば あの日に戻れれば あの頃の僕にはもう 戻れないよ たとえばゆるい幸せがだらっと続いたとする きっと悪い種が芽を出して もう さよならなんだ 寒い冬の冷えた缶コーヒー 虹色の長いマフラー 小走りで路地裏を抜けて 思い出してみる たとえばゆるい幸せがだらっと続いたとする きっと悪い種が芽を出して もう さよならなんだ さよなら それもいいさ どこかで元気でやれよ 僕もどーにかやるさ そうするよ |
新世紀のラブソング ASIAN KUNG-FU GENERATION | ASIAN KUNG-FU GENERATION | Masafumi Gotoh | Masafumi Gotoh | | あの日 僕がセカンドフライを上手に捕ったとして それで今も抱えている後悔はなくなるのかな 十五年経ってもまだ捨てられない僕がいて 生活は続く 生活は続く 夕方のニュースで何処かの誰かが亡くなって 涙ぐむキャスター それでまた明日 そんなふうには取り上げられずに僕らは死ぬとして 世界は続く 何もなかったように ほら 君の涙 始まれ21st 恵みの雨だ 僕たちの新世紀 あの日 君が心の奥底を静かに飲み込んでいれば 誰も傷つかずに丸く収まったかな ボロボロになっても僕らは懲りずに恋をして 生活は続く 生活は続く 朝方のニュースでビルに飛行機が突っ込んで 目を伏せるキャスター そんな日もあった 愛と正義を武器に僕らは奪い合って 世界は続く 何もなかったように ほら 君の涙 始まれ21st 恵みの雨だ 僕たちの新世紀 覚めない夢とガラクタ商品 背負い込む僕らのアイデア 冴えない詩の如何様ストーリー それを鳴らす それを鳴らす 変わりない日々をひたすら消費 縫い繋ぐ僕らのアイデア 冴えない詩の如何様ストーリー それを鳴らす それを鳴らす 確かな言葉が見当たらない 言い当てる言葉も見当たらない それでも僕らは愛と呼んで 不確かな想いを愛と呼んだ 本当のことは誰も知らない あなたのすべてを僕は知らない それでも僕らは愛と呼んで 不確かな想いを愛と呼んだんだ 息を吸って 生命を食べて 排泄するだけの猿じゃないと言えるかい? ほら 君の涙 さようなら旧石器 恵みの雨だ 僕たちの新世紀 ほら 君の涙 さようなら旧世紀 恵みの雨だ 僕たちの新世紀 |
藤沢ルーザー ASIAN KUNG-FU GENERATION | ASIAN KUNG-FU GENERATION | Masafumi Gotoh | Masafumi Gotoh | | 割と良くある日々のすれ違いを 他人のせいにして拗ねる 心揺れる 独り善がりの僕は筋違いを 抱えたままで抜けて折れる一号線 高いビル 愛は? 僕はほら 何にもないや 社会人 ライナー 三番線のホームから 今 手を振るよ もう真昼の太陽が正午過ぎの猥談 ビルはシラけないように笑った 人混み分けて這うように 逃げ腰ぎみの回覧 君が遠くで僕を呼んだんだ そうだ 高いリール買おうか 今日はほら 天気がいいから 社会人 ライナー 三番線のホームから 今 手を振るよ |
転がる岩、君に朝が降る ASIAN KUNG-FU GENERATION | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文 | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 出来れば世界を僕は塗り変えたい 戦争をなくすような大逸れたことじゃない だけどちょっと それもあるよな 俳優や映画スターには成れない それどころか君の前でさえも上手に笑えない そんな僕に術はないよな 嗚呼… 何を間違った? それさえもわからないんだ ローリング ローリング 初めから持ってないのに胸が痛んだ 僕らはきっとこの先も 心絡まってローリング ローリング 凍てつく地面を転がるように走り出した 理由(わけ)もないのに何だか悲しい 泣けやしないから余計に救いがない そんな夜を温めるように歌うんだ 岩は転がって僕たちを 何処かに連れて行くように 固い地面を分けて命が芽生えた あの丘を越えたその先は 光り輝いたように 君の孤独も全て暴き出す朝だ 赤い小さな車は君を乗せて 遠く向こうの角を曲がって 此処からは見えなくなった 何をなくした? それさえもわからないんだ ローリング ローリング 初めから持ってないのに胸が痛んだ 僕らはきっとこの先も 心絡まってローリング ローリング 凍てつく世界を転がるように走り出した |
アフターダーク ASIAN KUNG-FU GENERATION | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文・山田貴洋 | | 背中の影が延び切るその合間に逃げる 剥がれ落ちた羽にも気付かずに飛ぶ 街角甘い匂い流涎 遠く向こうから 何処かで聞いたような鳴き声 夜風が運ぶ淡い希望を乗せて 何処まで行けるか それを拒むように世界は揺れて全てを奪い去る 夢なら覚めた だけど僕らはまだ何もしていない 進め 真昼の怠惰を断ち切るような素振りで浮かぶ 生まれ落ちた雲まで見下ろすように飛ぶ 街角血の匂い流線 遠く向こうから 何処かで聞いたような泣き声 ドロドロ流れる深く赤い月が現れて振られる采 出鱈目な日々を断ち切りたい 何食わぬ顔で終わらぬように 夜風が運ぶ淡い希望を乗せて 何処まで行けるか それを拒むように世界は揺れて全てを奪い去る 夢なら覚めた だけど僕らはまだ何もしていない 進め |
或る街の群青 ASIAN KUNG-FU GENERATION | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文 | | まだ覚めない夢が枕元で僕にタッチした 朝の匂い 街が動き出す 画面の天気予報 日々に願い 求め 奪い合って 世界はダッチロール 巡り会い触れる君のすべてが僕の愛の魔法 鉛色の街 ネズミ達の濁るブルー ぼやけた鈍い鼓動 胸に残る僅かな白さよ 足りない心を満たしたくて駆け出す はじめの一歩目で景色さえも消えるよ 見上げた空から 跡辿って追いかける 気まぐれな雲に君の顔が浮かぶよ 嫌になって投げ出した全部 黒くなって崩れ落ちたよ 寂しくて塗りつぶした 全部 怖くなって闇に落ちたよ 異次元ヲ回遊 青ク深イヨル セカイヲカエヨウ ソコカラナニガミエル? 開いた両目から 堰(せき)を切って流れるすべてを集めて 君と僕で浮かべよう 助走もつけずに思い切って飛び乗る 蹴り出す速度で 何処までも行けるよ きっと… 光だって 闇だってきっと… |
ワールドアパート ASIAN KUNG-FU GENERATION | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文 | | 世界の果てから街へ飛ぶ 限りない時代のアイデア 砂嵐の夜に加速して 気づいたら此処は何処か 即席の歌で舞い踊る 実態のない未来と愛の輪 僕たちの日々のささやかな願いすら 夢のようだよ 僕の両手にはこれだけだよ 心の中に革命を 遠く向こうで ビルに虚しさが刺さって 六畳のアパートの現実は麻痺した 目を塞いで 僕は君を想い描いて 想像の世界で君も全部なくして 分かったよ 僕の両手にはこれだけだよ 君の両手にはそれだけだろ 目蓋の奥に浮かぶイメージで 心の中に革命を 遠く向こうで ビルに虚しさが刺さって 六畳のアパートの現実は麻痺した 目を塞いで 僕は君を想い描いて 想像の世界で君も全部なくして 分かったよ |
ブルートレイン ASIAN KUNG-FU GENERATION | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文・喜多建介 | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 闇を裂く白い声 君が吐く言葉は 凍てつく想いで胸を刺す心が 止めどない青さの行き先は 夢から醒めたような 現在(いま) 傷だけ塞いでも溢れる想いは 君が言う「リアル」とか 言葉では易いさ 夢のない僕らの行き先は 夢から醒めたような 現在 此処で 剥き出しで走る夕 歪なレール上を転がるように 「何処まで?」君は言う それすら消えて無くなってしまうまで 行きたい… 嗚呼、遥か遠く 訳もなくただ続く焦燥 剥き出しで走る夕 歪なレール上を転がるように 日々に潜む憂鬱 それすら消えて無くなってしまうまで 生きたい… |
君の街まで ASIAN KUNG-FU GENERATION | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文 | | 夕闇の先 光る銀の月 鏡みたいに写る僕らの心細さも全部抱えて 君の街まで飛ぶための歌 揺らいでいる頼りない君もいつかは 僕らを救う明日の羽になるかな 2時を指す影 輝く赤い木々の隙間を吹き抜ける風 切なさだけで 悲しみだけで 君の街まで飛べればいいのにな 隣にいる冴えない君もいつかは 誰かを救う明日の羽になるかな 輝く向こうの先までは飛べないけど 羽ばたいている間は消えないから 色づく季節を過ぎゆく想いはいつだって 駆け足早めて逃げ出す君はいつだって 揺らいでいる頼りない君もいつかは 僕らを救う明日の羽になるかな まだ夢のような場所までは飛べなくても 羽ばたいている間は消えないから 近付いた冬の足音に街が 鮮やかな色に染まって舞い踊る |
リライト ASIAN KUNG-FU GENERATION | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文 | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 軋んだ想いを吐き出したいのは 存在の証明が他にないから 掴んだはずの僕の未来は 「尊厳」と「自由」で矛盾してるよ 歪んだ残像を消し去りたいのは 自分の限界をそこに見るから 自意識過剰な僕の窓には 去年のカレンダー 日付けがないよ 消してリライトして くだらない超幻想 忘られぬ存在感を 起死回生 リライトして 意味のない想像も 君を成す原動力 全身全霊をくれよ 芽生えてた感情切って泣いて 所詮ただ凡庸知って泣いて 腐った心を 薄汚い嘘を 消してリライトして くだらない超幻想 忘られぬ存在感を 起死回生 リライトして 意味のない想像も 君を成す原動力 全身全霊をくれよ |
ループ&ループ ASIAN KUNG-FU GENERATION | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文 | | 右手に白い紙 理由なき僕の絵を 描いた途中で投げ出す その光る明日を 左手汚して 名も無き君の絵を 描いた宇宙で出会った その光る明日を とめどない青 消える景色 終わる冬を 抜け出す扉を沈めるひどい雨 染み込む心の奥底に響いて 頼りない明日の儚い想いも 僅かな光で切り取る白い影 所詮 突き刺して彷徨って 塗りつぶす君の今日も つまりエンド&スタート 積み上げる弱い魔法 由縁 失って彷徨って 垂れ流す 僕の今日を 走り出したエンドロール つまらないイメージを壊せ そうさ 君と僕で絡まって 繋ぐ…未来 最終形のその先を 担う…世代 僕が描いたその影に 君の未来は霞んでしまった? 所詮 突き刺して彷徨って 塗りつぶす君の今日も つまりエンド&スタート 積み上げる弱い魔法 由縁 失って彷徨って 垂れ流す 僕の今日を 走り出したエンドロール つまらないイメージを壊せ そうさ |
サイレン ASIAN KUNG-FU GENERATION | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文・山田貴洋 | | 掴んだ細い腕 よぎる蜉蝣 綺麗な羽を僕にくれよ 潤んだ遠い目 夜霧、陽炎のように揺らいで消える君を 溶け落ちる心そのままで 冷めやらぬ白い衝動痛いよ 駆け抜ける街の片隅で 鳴り止まぬ君のサイレン 開いてよ 千年先を想い描けないけど 一寸先を刻むことで始まる僅かな願い 溶け残る心そのままで 癒えきらぬ傷塞いで痛いよ 駆け抜ける街の片隅で 響きなる君のサイレン 開いてよ 存在証明を鳴らせ サイレン |
君という花 ASIAN KUNG-FU GENERATION | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文 | | 見え透いたフォームの絶望で 空回る心がループした 何気なく何となく進む 淀みあるストーリー いつだって何かを失って その度に僕らは今日を知る 意味も無く何となく進む 淀みあるストーリー つまりただそれ 砕け散っただけ 見抜かれた僕らの欲望で 消えかかる心がループした 何気なく何となく進む 淀みあるストーリー いつからか何かを失って 隠してた本当の僕を知る 意味も無く何となく進む 淀みあるストーリー つまりただそれ 砕け散っただけ つまりただそれ 風に舞っただけ 君の目にただ光る雫 嗚呼、青天の霹靂 痛みだけなら2等分さ、そうさ 僕らの色 白い息が切れるまで 飛ばして駆け抜けたあの道 丘の上から見える街に咲いた 君という花 また咲かすよ つまりただそれ 砕け散っただけ つまりただそれ 風に舞っただけ 君の目にただ光る雫 嗚呼、青天の霹靂 痛みだけなら2等分さ、そうさ 僕らの色 白い息が切れるまで 飛ばして駆け抜けたあの道 丘の上から見える街に咲いた 君という花 また咲かすよ 君らしい色に |
未来の破片 ASIAN KUNG-FU GENERATION | ASIAN KUNG-FU GENERATION | Masafumi Gotoh | Masafumi Gotoh | | 些細な言葉や何気ない仕草で 綻ぶ思いをただ確かめたい僕の歌 悲しい顔して 切ないふりして 消えゆく思いをただ塞き止めたい今日の歌 雨の道を這ってるトカゲみたいにきっと何処かで 止むのを待っているのさ きっと僕を 繋いでいたいよ 君の声が聞こえた日から萌える色 伸ばした手から漏れた粒が 未来を思って此処に光る 些細な誤解や行き違う心で 綻ぶ思いをただ塞き止めたい僕の歌 過ぎ行く時間が奪っては壊して それでも思いを繋いでいてよ 溶け出す心 僕の声が途絶えた日から萌える色 繋いだ手から漏れた粒が 未来を思って此処に光る 繋いでいたいよ 君の声が聞こえた日から萌える色 伸ばした手から漏れた粒が 未来を思っている 繋いでいたいよ 君の声が聞こえた日から萌える色 伸ばした手から漏れた粒が 未来を思って此処に光る 此処で光る君の破片 此処で光る僕の破片 |